見事14歳でスケートボード競技に出場した、小野寺吟雲(おのでら ぎんう)選手。試合後のインタビューで、小野寺選手の頭にちょうちょが止まり、話題を集めました。
小野寺選手の頭にちょうちょが止まった!そのとき何が起こった?
小野寺吟雲選手は、「おのでら ぎんう」と読みます。世界ではGinwooと呼ばれ、親しまれています。「吟雲」は禅の言葉から取ったそうです。
若干14歳の小野寺選手ですが、世界ランク1位。しかし、パリ五輪では「男子ストリート」の予選でまさかの予選敗退となりました。
競技後、試合を振り返るインタビューの場面で、濃色にオレンジ色のラインが入ったチョウがひらひらと小野寺の右の頭部に止まると、すぐに飛び立っていきました。まるで、何かの挨拶に来たような感じでした。
下の写真、向かって左側にちょうちょが止まっているのが、お分かりになりますでしょうか。オレンジ色のラインが入っていますね。
小野寺選手は自分の頭にまさかちょうちょが止まっているとは気づかなかったのでしょう。「もっと(スケボーが)うまくなりたいです」と前向きにコメントしていました。
SNS上ではさっそく、いろいろな声が飛び交っていました。
「神秘的」
「『お疲れ様!感動をありがとう!』って蝶々が伝えてくれてるみたいに見えた」
「ファンタジー」
など。とても珍しい光景ですし、ちょうちょって本当に神秘的な存在ですよね。
スピリチュアル的にも「蝶が舞い降りたのは、変化は避けられないけれど、それによってあなたがなりたい自分になれるというサイン」という意味があるそうです。(Kari Samuels)
「信じるか信じないかはあなた次第」ですが、良いことならどんどん信じたいものですよね。
「日本蝶類学会」がちょうちょを割り出した!
すかさずX(旧Twitter)にポストしたのが、「日本蝶類学会」です。この学会、1992年に創設されており、蝶を愛する約400人が所属しています。
「小野寺選手の髪にとまっているのはVanessa atalanta ヨーロッパアカタテハですね」と特定した。同学会は「これからもアスリートにとまる蝶たちに注目していきたいと思います」とコメントしました。
小野寺選手も学会とヨーロッパアカタテハに感謝の意を表して、ちょっとしたほのぼのエピソードになりました。
これを、「単にちょうちょが止まっただけ」と見るか、「小野寺選手の今後の希望」と見るか。私は後者だと思いたいです。
まだ14歳。次のロス五輪にも出場し、また元気な技を披露してもらいたいと思いました。
がんばれ、Gin Woo!