米田家は、いただいたイチゴをみんなで食べていた。そんなとき、聖人が結と話をしたいと言い出す。さて、何の話だろう?緊張感が走る。
「神戸へ行くか?」と問われた結
聖人:もし、家族で神戸に戻ろうと言ったら、お前、どうする?
結:なんで?
聖人:まだなんも決まっとらんが、もしそうなったら、結の気持ち、教えてほしいんよ。
結:今そんなこと言われても、わからん。
結は、6歳の記憶をたどっていた。阪神淡路大震災。楽しかったあのとき。一瞬ですべてが壊れたあの時を。
「夢」がないとダメなの?
いつもの海辺に結が向かうと、翔也(佐野勇人)がいた。翔也がまたイチゴをくれた。イチゴの袋の中に、「夢」と書いたノートが入っていた。
何歳までにこれをやる、という夢ノートだった。恥ずかしそうに結からノートを奪い取る翔也。
結:夢って、ないとダメなのかな。平穏無事に生きるって、それじゃダメなのかな。
翔也:いや、ダメじゃねえ。ただ、平穏無事に生きるって、ちょっと寂しくないか?
家計簿をパソコンでつけてみる母・愛
愛:結、パソコンに詳しい?家計簿を、パソコンでつけてみようかと思って。それから、神戸のことはゆっくり考えればいいから。
結:お姉ちゃんだったら、どうするかな。
愛:さあ、どうするだろうね。
結:お姉ちゃん、なんであんな不良みたいになって…?
愛:お母さんは、歩が不良になったなんて、全然思わんかったけどね。
結は姉の部屋に恐る恐る入ってみた。歩の写真、歩の残した「ギャルの掟」の色紙。それらじっと見る結だった。
カツアゲを見つけたギャル軍団
ギャルたちは、一番広い部屋をカラオケで借りられたと、超ご機嫌だった。勢いよくカラオケルームまで歩いていく目の前で、サラリーマンが不良たちに絡まれているのを発見。
なんと、警察から言われていた、カツアゲだった。彼らの仕業だったのだ。ギャルと結は、不良のほうへ走っていく。
ギャル:うちら、あんたらと間違えられて迷惑しとったけん。
不良:はあ、知らねえよ。あんたらも同じことしとるやろうか。
さあ、こうなったら喧嘩のはじまりだ。
結はアユのことを思い出していた。「うちは、ギャルも、お姉ちゃんも、大嫌いなんです!」と言った自分。しかし、ギャルたちとの交流も結は楽しんでいた。決して、ギャルは不良ではない!
不良:他人から見たら、うちら同類じゃけん。ハハハハハ!
不良たちは高らかに笑っていた。みんな同じだと笑う不良たち。
結は彼らをじっと見ていた。気が付いたときには一歩踏み出し、声をあげた。
「全然違います!あなたたちと、彼女たちは、全然違いますから。みんなは、人に迷惑をかけるような悪いことは絶対やりません。そういうダサいことはやらない、掟があるんです。あなたたちと違って、みんなは、服もメイクも、ネイルもみんな可愛いし、礼儀正しいし、ご飯もちゃんと食べる。みんな夢を持ってるんです」
不良:はぁ?うるせえや!
一触即発のその時、救いの手が。先日ゲームセンターで声をかけてきた警官たちだった。
警官:やめなさい!
警官は、絡まれていたサラリーマンに「この連中ですね?」と確認し、不良たちを連行していった。
歩、登場!
怖くてしゃがみこむ結。
よくあんなこと言えたね!
お姉ちゃんの部屋にこれがあって。「ギャルの掟」の色紙だった。ダサいことはするな、人に迷惑をかけるな、そういうことだった。
ギャルたちと結の絆が深まった瞬間だった。
家に帰り、結は誇らしい気持ちだった。
「ただいまーー!」と、玄関からどこかで聞いたことがある声が聞こえてきた。
結:「え?」
歩(あゆ)登場!なんと、姉が久しぶりに米田家へ帰ってきた!
驚く家族を前に、むちゃくちゃ元気でハイテンションのアユ、いきなり初登場!
来週からはアユ(仲里依紗)がどんなストーリーを巻き起こしてくれるでしょうか。面白くなりそうです!