ミュゼプラチナムで全従業員に突然の解雇通告が行われ、従業員に混乱が広がっています。
この通告をオンラインで行ったのは、運営会社の社長・高橋英樹氏。
この時の発言内容がSNSに公開されて現在大炎上しています。高橋英樹氏の発言内容と、テレビでの取材をまとめます。
ミュゼの社長・高橋英樹の発表内容

大手脱毛サロンで有名なミュゼプラチナム。今年に入って、社長が解任されたり、交代したり、経営権をめぐって法廷で争ったり、目まぐるしく経営が入れ替わっていました。
現に「ミュゼプラチナム 社長」と検索しても、いろいろな名前が挙がり、いったい誰が現在の社長かネットも追いついていない様子。
それもそのはず、この高橋英樹氏、4月1日から社長になったということです。

社長がコロコロ変わるって、従業員も大変よね



そうよね、それによって会社の経営が上向くならいいけれど、逆だからね
従業員の告白


ミュゼプラチナムの従業員が涙を流しながらグッド・モーニング(テレビ朝日)のインタビューに答えていました。
「もう、シンプルにしんどいです。私はこうやって帰ってこられる実家があったのでなんとかなってますけど」
2か月分以上の給料が支払われないばかりか、突然伝えられたのは「解雇」でした。
「解雇って言ったのに、どっちなんだよとか、どういうことなんだよっていう混乱が、かなりありました」
ミュゼプラチナムは3月22日から1か月、全店舗で休業していましたが、営業再開前に、さらなる混乱が待っていました。
これは3月末に行われた、従業員向けの説明会の映像です。


「明日でも明後日でもいいですが、3月31日付で会社は解雇する方向で進めていますから」
年度末に突然飛び出した「解雇」と言う言葉。
影響を受けた従業員は、3000人に及びます。


未払いの給与は、一人あたり2か月分以上。総額は15億円に上ります。
この春から入社予定だった100人の新卒社員は、新たな受け入れ先を探すなど、対応を余儀なくされています。
「私が所属している店舗のスタッフも、親がまず心配していると。でも、私がいかないとスタッフも困るし、お客様の予約は普通にあって、休むこともできないし」
「1月のカードの引き落としから貯金を切り崩して、どんどん貯金は減っていきますし」
高橋氏「従業員にも責任がある」
去年から給与の支払い遅れが始まり、違和感を覚えていましたが、突然告げられた「解雇」の言葉。
説明会の中には「従業員にも責任がある」と説明する場面もありました。
「もう少しできることなかったですかね、僕は少し残念かなと思っております。」
「僕が言っているのは、皆さんにも僕にも、少なからずミュゼプラチナム全体で、売り上げが上がらなかった原因があるんじゃないですか?」


「え?」
「給料って、ここ公務員じゃないので、売り上げからしか給料って支払われないですよね。そこがなんか、ミュゼの方々は理解できてないのかな」
高橋氏、いったい経営者としてどういうつもりで言っているのかさっぱり分かりませんが、おそらく従業員は「こいつに何を言っても無駄だ」と愛想をつかしたのではないでしょうか。
高橋英樹氏「誤解」だと釈明


3000人の一斉解雇に踏み切るのか。
ミュゼプラチナムの運営会社「MPH」の代表取締役が、グッドモーニングの取材に応じました。
「最初の説明会はすべて失敗でした、大変申し訳ありません」
「私たちの意図としては、まず、従業員すべての方々の給料や生活を守りたいっていうところが、第一発信だったんですよ」
「形を解雇として捉えられちゃってる方もたくさんいらっしゃるんですけど、その方々には大変申し訳ないなと思ってます」
「事実上は、会社都合の『退職勧奨』という手続きの方向でして」
説明会では「解雇」と話していましたが、正しくは従業員と合意の上で、会社都合での「退職を促すこと」だったと訂正。
解雇と退職勧奨の違い


解雇と「退職勧奨」は何が違うのでしょうか?
上田経営法律事務所の上田優弁護士に聞きました。
「退職勧奨は、従業員は受ける受けないは自由ですし、解雇は受け止めるしかない決定事項ですから、それが決定的に違うということです」



え?そうなの?じゃあ、辞めなくてもいいんだね



給料払ってほしいよね
「多くの場合は退職勧奨を提案する代わりに、今辞めたらいくら払うと、退職金を上積みするというメリットが提案されることも多い」
「それを見ても、単なる解雇と退職勧奨は従業員から見るとだいぶ違う」
取材に応じた高橋英樹代表取締役は、新年度からトップに就任し、脱毛の新事業を計画していると説明します。
従業員の新たな受け入れ先や、未払いの給与を支払う算段が、具体的にあると言っています。


ミュゼプラチナムは4月4日、従業員・顧客の不安解消を「最優先事項」とし、従業員の再就職支援を実施すると事業継続を発表しました。
ミュゼプラチナムの給与支払いは?
しかし、従業員は「新しい事業を始めると言うけれど、そんな資金があるならなぜ給料を払ってくれないのか」
ミュゼプラチナムの看板を継承した運営者は、これからどうやって事業を継続していくのでしょうか。
「また皆さんの生活を守れるような、一日でも早くお金が手元に来るような方法を模索しますので、今しばらくお待ちください」
そう締めくくった高橋英樹代表取締役。
もう会社には資金が無いのに、どこから15億ものお金をかき集めてくるというのでしょうか?
果たして、従業員に給料は支払われるのか、退職する社員に退職金は支払われるのか?
さらに、予約している会員はどうすればよいのか?返金されるのでしょうか?
まだまだ予断を許さない状態ですが、これからもミュゼプラチナムの行方を注視していきましょう。
この記事は、4月5日(土)のグッド・モーニング(テレビ朝日)を元に執筆いたしました。