ドラマ「MIU404」は毎回いろいろな人物が「ゲスト出演」する。第3話はなんと「岡崎体育」。私の大好きなミュージシャンだ。いったい何役で?
この記事では、第3話で登場した「ヤバい事件の犯人」と、その犯人を演じた岡崎体育について解説する。
第3話:高校生が始めた「警察をだますゲーム」
夜、110番に「助けて!」という若い女性の声で緊急の電話がかかってくる。警察が急いで現場に行くと、猛ダッシュで逃げる犯人。通報してきた女性は現場から消えている。どうやら「イタズラ」である。
イタズラ通報
イタズラの通報電話がかかってくるのは毎回、西武蔵野署管内。 西武蔵野署の刑事・毛利(大倉孝二)と向島(吉田ウーロン太)によると、イタズラ通報は「通報したプレイヤーが警察から逃げ切ったら勝ち」というネット上のゲームのルールを模倣した愉快犯の遊びであるという。
それを聞いた矢吹(綾野剛)は「走るのは負けないっす」と犯人逮捕に名乗りをあげる。
犯人は複数でリレー
数日後、また例のイタズラ電話がかかってきた。近辺で待ち構えていた伊吹が犯人を見つけ、すごい勢いで追いかける。犯人も負けてはいないが、伊吹の足も相当なものだ。だが、犯人は見事に逃げおおせた。実は、犯人は複数犯で、リレー形式で逃げていたのである。(どうりでスピードが落ちないわけだ)
犯人は高校生の陸上部の部員だった。正確には「元部員」。先輩部員のドラッグ事件のせいで、陸上部が廃部になってしまい、大会にも出られなくなった部員たちが、面白半分のヤケクソで始めたゲームだったのだ。
しかし、ゲームではない。もはや「犯罪」だ。
ホンモノの「犯人」がついに登場!
さて、またいつもの「助けて!」という通報が警察署にあった。「どうせまた例のやつだろ」と、今回は誰も相手にしない。まさに「狼少年」てやつですね。
だが今回はホンモノだった。ホンモノの「わいせつ目的」の犯人だった。犯人は、女子高生を拉致し、台車で運ぶ。その光景はまさに「恐怖そのもの」だ。
道で座っている女の子に声をかける犯人
女の子は逃げて110番するが、犯人は台車を引いて迫ってくる。
犯人(岡崎体育)どアップ!すごい迫力
台車に女の子を乗せて運ぶ犯人の薄気味悪い笑顔!
女の子をスタンガンで脅しているところを、無事逮捕されるというシナリオ。
一方で、高校生たちの「ゲーム」という名の犯罪は、まったく別方向へ走り出していた。高校生は全部で4人。3人は逮捕されたが、一人は逃亡した。この一人が、後々に大きな事件へと巻き込まれることになる。
機動捜査隊MIU404に強制わいせつ犯役で出演させて頂きました、岡崎体育と申します!
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) July 10, 2020
今後ともよろしくお願いします! ガオー!#MIU404 #星野源 #綾野剛 pic.twitter.com/E1Sik6lT1t
岡崎体育はミュージシャン!俳優としても最高だった
私にとって、岡崎体育はミュージシャン以外の何物でもないから、今回彼が突然「変態の犯人」として出てきたことに驚きを隠せなかった。
俳優としての第一歩
女の子が通報している電話ボックスをのぞき込んだ顔を見るまでは、岡崎体育だとは知らなかったので、驚きも倍増だった。
だが、岡崎体育以外にこんな適役いないんじゃないか?というくらい、彼は見事に「わいせつ犯」(実際は未遂だが)をやってのけた。おそらく、ドラマ初出演だったのではないだろうか。
なぜ岡崎体育を抜擢したのかは分からないが、「この役、岡崎体育さんはどうでしょう?」と最初に言った人は目の付け所がよい。
さらに、2023年、NHK大河ドラマ『どうする家康』に、鳥居強右衛門役で大河ドラマ初出演を果たしている。
岡崎体育を知らない人がいるかもしれない。あるいは、知っているけれど、どんな曲が有名なのか、知らない人もいるだろう。
大ヒットした「留学生」はMONKEY MAJIKとのコラボ
ここで、私の大好きな「留学生」をご覧いただきたい。MONKEY MAJIKとの共演だ。聞いて、観てほしい。なぜこの曲が「留学生」なのか。それを知ったら、驚愕しながら大爆笑するだろう。私が岡崎体育を「天才」と称しているのもお分かりいただけるかと思う。
岡崎体育のプロフィール
岡崎体育の本名は、岡 亮聡(おか あきとし)である。下に、簡単にプロフィールをまとめた。
項目 | 詳細 |
---|---|
指名 | 岡崎体育 |
生年月日 | 1989年7月3日(35歳) |
出身地 | 京都府宇治市 |
学歴 | 同志社大学 |
所属事務所 | ソニー・ミュージックアーティスツ |
レコードレーベル | エスエムイーレコーズ |
なぜ、「岡崎体育」なのか
最初は、「岡体育」という名前で活動しようかと思っていたが、ゴロが悪いので「岡崎体育」となった。
母親の姓ももちろん「岡」なのだが、ここからが面白いところで、「岡」が二人いたそうで、自分のニックネームを「岡崎」にしていたそうである。母親のニックネームを借りて「岡崎」となった。ちなみに、お母さんは大の「クイーン」ファン。岡崎体育も母親の影響を受け、小さい頃から音楽が日常にあふれていた。
尊敬するミュージシャンは電気グルーヴ。電気グルーヴは「ピエール瀧」と「石野卓球」のテクノっぽいサウンドが特徴の破天荒なバンド。
岡崎体育は、電気グルーヴの影響を受けながら、独特の感性で楽しくなる音楽が特徴だ。
これからも、音楽活動、そしてたまにはドラマや映画に出演して、私たちを楽しませてほしいと思う。