三菱UFJ銀行の貸金庫から、顧客の現金や貴金属が元女性行員によって盗まれていました。
前代未聞の不祥事を起こしたにも関わらず、元行員の名前は公表されていません。
この記事では、行員の名前はなぜ明かされないのか、彼女は何を盗んで何に使ったのかをまとめています。
UFJの女性が逮捕されない理由は?
現在、銀行では元女性行員から厳しく事情聴取を行っていますが、貸金庫に入っているものは契約者しか知らないので、裏付けを取るのが大変です。
契約者の中には高齢者も多く、自分が貸金庫に何をいれたかはっきり覚えていない人も多いのです。
銀行が、女性の盗みの裏付けを取ってから被害届を提出し、警察はそれから逮捕に踏み切ることになります。
UFJの女性の名前が公表されない理由は?
UFJは金融庁に3月末までに報告書を出さなければいけないので、その頃には被害届を出し、逮捕となるでしょう。逮捕されれば、女性の氏名は公表されます。
どの貸金庫から何を盗んだのかをすべて調べるのは、長い時間を要すると思われます。
UFJの女性が盗んだ店舗はどこ?
盗難事件は2024年10月31日、利用客からの相談がきっかけで発覚しました。
利用者が貸金庫を開けたところ、「中身がおかしい」と気が付き、銀行に相談しました。銀行側もその時初めて「貸金庫の盗難」に気がついたということです。
なお、銀行によりますと被害総額はおよそ十数億円にのぼるそうです。
UFJの女性の家族について
貸金庫から金品を盗んだのは、ベテランの40代の女子行員。役職は営業課長です。
この行員は派手なところは無く、「真面目でよくいるタイプの銀行員」にしか見えなかったということです。
ホストにはまっていたり、誰かに貢いでいるなどの噂もなく、共犯者は今のところいない様子。つまり、女子行員の単独の犯行と考えられています。
銀行からの信頼も厚く、店頭での業務を長く行い、責任のある立場にいました。銀行の業務を熟知していたからこそできた、大胆な犯行だったと言えます。
UFJの女性は盗んだモノを何に使った?
元女性行員は、十数億円分のお金や貴金属を、いったい何に使ったのでしょうか?
本人は「投資に使った」と言っていますが、残っているお金は無い、とのことです。
すべて投資に使って失敗したとは考えられず、逮捕後の警察の聴取で明らかになっていくことでしょう。
盗まれた金品は被害者(貸金庫の契約者)にどのように返金されるのでしょうか。注意して見ていきたいと思います。