新宿は古くから「日本の縮図」と称されてきました。東口に広がる混沌とした歓楽街・歌舞伎町と、東京都庁や超高層ビルがそびえ立つエリートの街・西口。
この鮮やかな対比こそが新宿の顔でしたが、近年の歌舞伎町は、かつての活気とは異なる「危うさ」が際立っています。
Xで「歌舞伎町の危険区域」で盛り上がっていたので、その投稿を元に、現在と過去の歌舞伎町や新宿駅界隈について記述します。
現在の歌舞伎町:足を踏み入れるべきではない「危険区域」
現在の歌舞伎町は、残念ながら「誰もが安心して楽しめる場所」とは言い難い状況です。特に夜間、不用意に歩くことはおすすめできません。
Xの投稿からいくつか「危険と言われる場所」を拾ってきました。(ちなみにこの投稿は大変にぎわっていました)

ちなみに、左に見える黄色い「出入口」といった改札名は、「西武新宿線」です。JRの西口は画像の下のほうになります。
さらに、「新宿LOFT」はライブハウスです。大手雑貨店の「ロフト」ではありませんのでご注意ください。こんなコメントもありました。実際にロフトだと思って家族で間違えて行ってしまったそうです。お気の毒に…でも間違えるのも当然ですよね。よくロフトから文句が来ないものです。

上の画像にもっと詳しい情報を書き込んでくれた人もいます。

こちらは少し古い情報のようですが、「複数用ラブホ」とはどのようなものでしょうか?

15年ほど前の歌舞伎町のぼったくり居酒屋のメニューを載せてくれた人もいます。「トマトスライス 1030円」は高いですね!端数から見ると、消費税3%の時代ですから、もっと前のような気もします。消費税3%、懐かしいな。今は10%ですからね(涙)

こちらの画像はおそらくキャバクラの看板でしょう。地下にあるみたいです。ちょっと怖いですね。

昼間のゴールデン街
タモリさんがよく行く新宿ゴールデン街です。赤塚不二夫さん(天才バカボンを描いていた漫画家)とよくこのあたりを飲み歩いていたようです。

筆者も、たまにですが、ネットビジネスのセミナーで新宿区役所通りの雑居ビルに行くことがあります。午前10時からのセミナーなので怖くはありませんが、昼は歌舞伎町のゴールデン街を通りぬけて西武新宿線の駅近くまでランチを食べに行きます。
その時に撮影した写真を挙げておきます。ちなみに、私が写真を撮っていたら、仲間が「あまり写真を撮らないほうがいい、まわりをキョロキョロ見ないほうがいい、まっすぐ前を向いて歩いたほうがいい」とやたら注意されました。
キャバクラの看板もありましたが、圧倒的に目立っていたのがホストクラブの看板です。

もはやタレント、有名人ですね、ホストは。この人たちをめがけて女性が押しかけるのです。

下の画像、ホストクラブの看板がずらっと並んでいますが、実はこの向こう側は駐車場です。すべての壁という壁がホストで埋め尽くされています。
昼間なのでなんとなく間が抜けた感じに見えますが、夜だと迫力が違うでしょうね。怖くて夜は歩けませんが。

歌舞伎町の具体的な危険区域
歌舞伎町は危険、と言われますが、行ったことのない人にはいまいちピンとこないと思います。具体的に、何がどう怖いのでしょうか。
立ちんぼと客引き
特定のエリアでは、違法な路上売春(立ちんぼ)や、強引な客引きが常態化しています。立ちんぼはもはや小学生もいる始末。世も末です。彼女たちの将来が心配でなりません。親も悪いのでしょうが、まわりの大人は何をしているのでしょう。
強引な客引きに会ったら走って逃げるのが一番です。口ではかないません。酔っぱらって歩いていると知らないうちに店内に連れ込まれます。
ホストクラブの光と闇
かつては限られた層の社交場だったホストクラブが、今や若い女性をターゲットに。支払いのために無理な借金を背負わせるなど、深刻な社会問題となっています。ホストへの支払いのために立ちんぼになる女性が後を絶たず。
不法薬物の売買
路地裏や暗がりでは、薬物の取引が行われているという報告も絶えません。
今の歌舞伎町で飲み会をするくらいなら、治安の安定している西口エリアを選ぶのが賢明な判断といえるでしょう。
1980年代:誰もが夢を見た「安全な不夜城」
かつての歌舞伎町を知る人にとって、今の姿は悲しいものです。1980年代、この街は全く違う輝きを放っていました。
女性一人でも歩けた夜: 当時は活気ある居酒屋やディスコがあふれ、夜でも女性が一人で歩けるほど治安が守られていました。
見えなかった境界線: 立ちんぼが街角に立つことはなく、そうした場所は一般人の目には触れない場所に隔離されていました。
娯楽の殿堂: 街の中心には「新宿コマ劇場」があり、映画や観劇を誰もが気軽に楽しめる、健全なエンターテインメントの聖地だったのです。
ホストクラブにしても、当時は「有閑マダム」が密かに通う特別な場所であり、今のように一般の若い女性を巻き込むような存在ではありませんでした。
「日本の縮図」としての再生を願って
時代の流れとともに、街の姿が変わるのは避けられないことかもしれません。しかし、今の歌舞伎町に漂う殺伐とした空気は、私たちが望んだ変化ではないはずです。
本来、歌舞伎町は「飲んで、食べて、踊る」という、人間の純粋な楽しみを肯定してくれる場所でした。
「また、あの頃のように安全で、誰もが笑顔で歩ける歌舞伎町に戻ってほしい」
切実なXの投稿より
映画を観た帰りに、安心して美味しいご飯を食べて帰れる。そんな当たり前の日常が、再びこの街に戻ってくることを切に願わずにはいられません。
