イクサガミ vs イカゲーム:似てる?全然違う理由は?【徹底比較】

当ページのリンクには広告が含まれています。
スポンサーリンク

Netflixドラマ「イクサガミ」が配信されて以来、「これって『イカゲーム』のパクリじゃないの?」という声を聞くことがあります。

確かに、エピソード1の導入部分を見ると、共通点があるのは事実です。

貧困層が賞金目当てで命がけのサバイバルゲームに参加する
それを主催する、悪趣味な金持ちがいる

この2点だけを切り取れば、「似ている」と感じるのも無理はありません。

イカゲームの主催者側
イクサガミの主催者側

しかし! 筆者は両作品を視聴した結果、その中身は「似て非なるもの」、むしろ「全くの別物」だと断言します。

この記事では、両作品の決定的な違いを、「舞台設定」「制作規模」「韓国での反応」の3つの視点から徹底的に解説します。

目次

舞台設定の決定的な違い:フィクション vs. 史実

両作品の決定的な違いは、その背景設定にあります。

『イカゲーム』:完全なる現代のフィクション

『イカゲーム』は、現代社会の格差を背景にした完全なフィクションです。

イカゲームの概要は以下のようになっています。

  • 時代背景:現代社会。特定の歴史は関係ない。
  • 舞台:仮想の島にある、限られた空間のセット。
  • ゲーム内容:単調なセットで行われる、昔の子供の遊びを基調としたゲーム。

装飾や衣装もシンプルで、制作側から見れば「お金がかかりにくい」構造になっています。物語は、現代社会の寓話として成立しています。

『イクサガミ』:史実に基づいた壮大な時代劇

一方、『イクサガミ』は、フィクションでありながら、その骨格は日本の史実に基づいています。

  • 時代背景:明治初期の動乱期。
  • 史実要素:戊辰戦争、刀狩り、コレラといった流行り病、大久保利通や前島密などの実在の歴史上の人物が登場。

明治維新という「国が変わる」壮大な時代のうねりを背景にしているため、単なる仮想のデスゲームとは一線を画す「壮大さ」があります。物語の根幹に「歴史」が存在するかどうかが、両作の大きな違いです。

『イカゲーム』は寓話的な「現代フィクション」、『イクサガミ』は歴史に根差した「時代劇フィクション」です。

制作規模の違い:日本の美術と技術の集大成

両作品を視聴してすぐに気づくのが、その制作にかける「熱量」と「予算」の違いです。

『イクサガミ』は日本の映像技術の粋を集めた作品

日本のテレビで時代劇が減ったのは、セットや衣装にお金がかかるからと言われています。『イクサガミ』は、そのコストを惜しみなく投入しています。

圧巻の美術

貧しい庶民の家、宿場町、寺院、内務省、そして旧三井銀行など、明治初期の街並みをすべてゼロから制作。

徹底した衣装

大勢のエキストラに至るまで、衣装は細部にわたり時代考証に基づいて忠実に作り込まれています。

武術のリアリティ

ストーリー全般にわたって披露される多種多様な武術は、出演者たちが代役を使わず、長期間の修練を経て体得したものです。数ミリのミスも許されない、プロの技術のぶつかり合いです。

クライマックスの祭りのシーンなどは、もはや大河ドラマを超える迫力とディテールであり、あっさりとしたセットで構成される『イカゲーム』を比較対象とすることが、失礼に思えるほどです。

ゲーム内容の違いも「武術・技術」が鍵

ゲーム内容も、両作の制作の方向性を物語っています。

イカゲームには武術なし。心理戦の要素が多い。

『イカゲーム』:シンプルな「子供の遊び」ベース。心理戦と運の要素が強い。
『イクサガミ』:武術・戦闘技術に寄った、命がけの「真剣勝負」。

この違いが、出演者のトレーニング期間や、アクションシーンの制作費に直結しています。

韓国での評価:「別物」としてポジティブに受け入れられている

「模倣か否か?」という疑問は、世界的な大ヒット作を生んだ韓国でも当然浮上しました。しかし、実際に韓国の視聴者や批評家は、イクサガミを「別物として、完成度の高い作品」と評価しています。

韓国視聴者のリアルな声

配信直後から韓国のSNSやレビューサイトでは、以下のようなポジティブな声が多く見られました。

評価ポイント具体的な内容
完成度テンポが良く、Netflix作品として完成度が高い。
アクション殺陣の迫力があり、時代劇の新しい表現として楽しめた。
世界観デスゲーム要素とサムライ文化の組み合わせが新鮮。
演技岡田准一や阿部寛など豪華キャストの演技が圧倒的。

特に、「殺陣のレベルが想像以上」という声が多く、日本の時代劇アクションが、韓国の映画ファンにも強く刺さっています。

結論:「模倣」ではなく「別ジャンル」

韓国の視聴者も、両作の違いを明確に認識しています。

  • 共通点:デスゲームという大枠
  • 決定的な違い:舞台が時代劇であること、ゲームが武術・戦闘技術に寄っていること。

デスゲーム作品は『カイジ』や『ハンガー・ゲーム』など世界中で制作されており、その要素を持つだけで「パクリ」と断じる理由はありません。

『イクサガミ』は、「日本時代劇とデスゲームを融合させた、オリジナリティの高い作品」として、韓国を含む世界で高く評価されています。

まとめ

項目Netflixドラマ『イカゲーム』Netflixドラマ『イクサガミ』
物語の背景完全な現代フィクション明治初期の史実・歴史がベース
舞台・セット仮想の島、シンプルなセット明治初期の街並みを忠実に再現、超豪華
ゲーム内容子供の遊び、心理戦中心武術・戦闘技術、真剣勝負中心
制作規模比較的簡素日本の時代劇美術・武術の集大成
世界評価現代社会の寓話として大ヒット時代劇デスゲームとして高評価

『イクサガミ』と『イカゲーム』は、デスゲームという要素は共通していますが、そのテーマ、舞台設定、そして制作へのこだわりは全く異なります。

『イクサガミ』は、衰退しつつあった日本の時代劇の技術と美意識を、Netflixの巨額の予算で蘇らせた、日本ドラマ界の「復権」とも言える作品です。

まだ視聴されていない方は、この機会に日本の技術の粋を集めた壮大な物語を楽しんでみてはいかがでしょうか?

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次