NHKドラマ「ひらやすみ」でヒデキ(吉村界人)の仕事の後輩がすごく嫌な奴なので紹介します(したくないけど)。
本当はどんな方なのでしょうか?
家具店の男性店員は鬼龍院アキト

アキトはヒデキの職場の後輩ですが、仕事ができて200万のソファーもサラっと売ってしまう男。ドラマでは最終週の17回に初めて登場します。
一見さわやかな印象の男ですが、よもやあのような展開になろうとは…
ヒデキは接客もままならず、売り上げも上がらない。後輩のアキトには頭が上がらない状態です。
そんなヒデキを「ちょっといいっすか?」と裏に呼び出したアキトは、ひとつしかない椅子に自分だけ座り、先輩のヒデキを絶たせるという明らかな「職場いじめ」です。
「これから太客(ふときゃく)が来るんで、店に出ないでもらえますか?」と言われ、「はい!」とおどけてみせるヒデキ。
「バッカじゃねえの?」と吐き捨てるように去っていくアキト。
こんな場面でもおどけるしかないヒデキを、私たちは涙をこらえて見ているしかありません。
つらいだろうなあ…

それにしても、「鬼龍院アキト」とは印象深い名前を付けるものです。名字に「鬼」が入っている名前は、鬼龍院ぐらいしか思いつかないですよね。
鬼龍院アキトとヒデキ、実は仲良し?

上の写真は三村さんのインスタグラムからお借りしました。
ドラマではヒデキをいじめる、性格が悪い男ですが、こうして仲よくしている写真を見るとホッとします。
ドラマで嫌ななやつだからといって、本人も嫌ななやつのはずはありませんが、演技が上手いので役と俳優が同期して見えてしまうのです。
投稿には、三村さんの言葉でこう書かれています。
ご視聴ありがとうございました!
大切な人を思いやるように、自分のことも思いやれたらなと思いました。
辛いときは頑張らなくていいです。逃げるが勝ちです。
鬼龍院は最低ですが彼も休むべきなんだと思います。 by 三村
職場では「どうよ、オレ!」という態度を見せる鬼龍院アキトですが、内心はいっぱいいっぱいなのでしょう。そんな彼を演じている三村さんは、アキトという人物の内面の辛さを感じていたのでしょう。
三村和敬の出演作は?

三村和敬の演技力は高く評価され、これまでに相棒、地獄でなぜ悪い、さかなのこ、ケイジとケンジ、レ・ミゼラブルなど、数々の名だたる映画やドラマに出演してきました。
彼はもともと演劇に興味があり、現在は金子大地、前原瑞樹とともに、3人で「惚てってるズ」というユニットを結成し、仲間とともに舞台での活動に力を入れています。

単に人が作った脚本を演じるのではなく、自分たちで脚本を作り上げ、自分たちで演じることの素晴らしさに生きがいを感じている3人です。心から演技を楽しんでおり、やりがいを感じているのが伝わってきます。
舞台は俳優さんたちの息遣いが感じられ、見るものを圧倒的に引き込み、人生をも変えるきっかけの一幕になります。
ひらやすみで見せた三村、もとい、鬼龍院アキトも面白く演じているのが、こうしてみるとわかりますね。
ひらやすみでは、最後の週にようやく顔を出したアキト役を演じましたが、わずかな登場時間にも関わらず、私たちにこれほどの深い印象を与える役者さんも珍しいのではないでしょうか。
これからどんな役を演じてくれるのか、本当に楽しみです。
これからもそんな三村和敬の活躍を注目していきましょう!

