現在フリーで活動中の元アナウンサー・長谷川豊さんは、歯に衣着せずもの言いで、頻繁に話題になっています。
長谷川さんは、元フジテレビのアナウンサー。なぜ退社されたのでしょうか?
この記事では、長谷川豊さんがフジテレビを退社した理由を掘り下げていきます。
長谷川豊氏の退社は金銭トラブルが原因?
長谷川豊氏は、1975年生まれの現在49歳。元フジテレビのアナウンサーですが、現在は株式会社OFFICE HASEGAWAや株式会社Media STARSの代表取締役を務め、テレビ番組や広告代理業務をメインに仕事をされています。
長谷川さんは立命館大学を卒業後、1999年にフジテレビに入社。以降、2013年に退社するまで、14年間フジテレビで勤務されています。
その間、FNNsiスーパーニュースや競馬実況、めざましテレビなどで目覚ましい活躍を見せます。
ところが、運命が変わったのはニュヨーク勤務を命じられたとき、社員のちょっとした手違いで、会社から「ニューヨーク滞在関連費用の不正使用」を咎められることになります。
長谷川豊のニューヨーク駐在中に何があった?
会社を辞めるほどのトラブルとは、具体的に何があったのでしょうか。時系列にまとめていきます。
NY駐在中に、何十万円という金額の領収書は、経費で落とすために小分けにして経理に申請するというのが会社の習わしでした。(大手の会社ならどこもやっていることだそうです。)
引き継ぎがゼロの状態の後任者が来て、「これはおかしい」と領収書の不備を指摘されました。
会社の風習でやっていたことを「悪」と指摘され、思わず怒りが爆発してしまった長谷川さん。(謝罪しておけばよかったと後から反省してもすでに遅し)
「反省の色なし」として処分された長谷川に追い打ちをかけるようなことが起こりました。内部にアンチがいて、「長谷川は横領をした」と公言され、それが世間に広まってしまったのです。
「(領収書改ざんなど)すべて喋るからな!」と上層部に辞める覚悟で噛みついた長谷川さん。すったもんだの末、3ヶ月後に退職となりました。
以上が、長谷川さんがフジテレビを辞めた真実です。詳細は、M&A BANK「あの時の真相教えてください」をお読みください。」
「横領」呼ばわりされて納得いかない長谷川さんは6人の弁護士に相談しましたが、いずれも「横領の意図は全くない」と結論づけられます。裁判に持ち込もうと思いましたが、相手は大企業です。
長谷川さんはフジテレビを相手どって無駄な時間とお金を使って訴えることをやめ、自主的に退社する形となりました。
長谷川豊氏の退職金は132万円?
長谷川豊氏は、退職した年のマイナビニュースのインタビューに答えている。
長谷川は、フジテレビを辞めた時の退職金が136万円だったとネット上でうわさされていることについて、「それは事実無根です」と否定しました。
本当はいくらだったか聞かれると「132万円でした。色々やり方あるみたいで一番低くされたみたいです」とほぼ同額だったことを明かした。
続けて、「フリーでボロ儲けしたという噂がありますが最高月収はいくらですか?」と聞かれると、「月収は600~700万円だったと思います」と告白しました。
フリーになってからの月収は、退職金よりもずっと多いようですね。
長谷川さんの「セクハラ」「パワハラ」はガセネタ!
当時、フジテレビの人気アナウンサーだった長谷川さんが突然退職したということで、SNSでは様々な噂が飛び交いました。
人気のある人には、必ずアンチがいるものですし、SNSでは特に面白おかしくなんの根拠もないことを書き連ねる人も多いものです。
案の定、長谷川さんの退社理由を「パワハラ」とか「セクハラ」が原因だという書き込みが後を絶ちませんでした。
ですが、人の噂も75日、いつの間にかそのような噂は影を潜めました。長谷川さんの毅然とした態度が功を奏したとも言えますね。
長谷川さんはフリーに向いていた
もともと、アナウンサーの頃から、長谷川さんは他のアナウンサーよりも「ちょっと喋りすぎる」のが会社からよく思われていない原因でもありました。
会社にとって、公の電波を使って発信する役目のアナウンサーは、安心できる人間である必要があります。
その点、何でもポッと発言してしまう傾向のある長谷川さんのことを、フジテレビも「なんとかしないといけない」と上のほうで思っていたことは容易に想像がつきます。
ニューヨークでの「金銭トラブル」は、もしかすると会社が仕立てたシナリオだったのかもしれません。あくまでも想像ですが…大企業は思わぬことを仕掛けます。
長谷川さんは、自分の言いたいことを言う人です。局アナよりも、フリーになって自由に発言するタイプだったのでしょう。
長谷川さんが退職したとき、子どもは3人
長谷川さんは「エイヤ!」という感じで会社を退職されました。考えるよりも先に行動するタイプの人です。
フリーになったときの気持ちは「やっと自由になれた」という気持ちが半分、「どうやって家族を養おう」という気持ちが半分だったようです。
まだ先の事が何も決まっていないのに会社を辞めてしまった長谷川さん。退職した次の日の朝、幼い子どもたち3人が「パパ、お寿司が食べたい」とねだったことを、長谷川さんはブログに書いています。
その時初めて、フリーになった自由と責任を同時に感じたのでしょう。
フジテレビ時代は年収もかなりありましたが、フリーになった途端、お給料はゼロです。そこから茨の道を進むことになりますが、現在は数々の苦労を経て、経営者として立派に仕事をされています。
退社後も発言し続ける長谷川豊氏
また、メディアも何かというと長谷川さんに意見を求めています。大手メディアも、他の人が奥歯にものがはさまったような言い方をするときも、気持ちが良いほどはっきりと発言する長谷川さんにかなり頼っている部分があるようです。
たまに過激な発言をしたり、失言したりと物議を醸している長谷川さんですが、これからも長谷川さんらしく、メディアに登場して忌憚のない発信をしていってほしいと思います。
今はYouTubeで独自のチャンネルを持ち、なかなかおもしろい企画を練られています。長谷川さん独自の切り口で語っていますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。