2024年9月19日にNetflixで配信と同時に、日本のみならず世界で大反響を巻き起こしたドラマ「極悪女王」。日本女子プロレスの全盛期を描いたこのドラマ、海外ではどんな反応が見られるでしょうか？
この記事では、「極悪女王」の感想を、海外レビューサイト（IMDb）から抜粋してお伝えします。
IMDb（Internet Movie Database）は、映画、テレビドラマ、俳優、監督、脚本家などの情報を提供するオンラインデータベースです。映画やドラマに関する詳しい情報が掲載されており、ユーザーはそれに対してレビューを書いたり、評価をつけたりできます。映画ファンや業界関係者にとって、作品や出演者について調べたり、評価を確認したりするためのサイトです。
海外の「極悪女王」の反応は？
感動と涙のドラマ！という声
感動的でスタイリッシュな作品、最初から最後まで涙を誘います！
『極悪女王』は、始まりから終わりまで目が離せません。松本香が崩壊した家族から逃れ、試練と苦難に耐えながら夢を追いかけます。ストレスのかかる女子プロとい世界で、香は同期の女子プロレスラーと挑戦を重ねて、プロにのし上がっていきます。観ていて感情が揺れ動き、本当に心に響くドラマです。溢れるほどの愛と魅力が詰まっていて、重苦しく感じることがありません。人間の精神的な葛藤を見事に捉えた素晴らしい作品のひとつです。泣きました。
女優がプロレスラーを本当に演じている！という感動
この作品は、プロレスを題材にしたドラマや映画の中で、断トツで最高です。理由は単純で、実際のプロレスのアクションがしっかりと描かれているからです。このドラマに登場する女性たちは本当に素晴らしい。最初は本物のプロレスラーを使っているのかと思いましたが、そうではないようです。これらの女優たちはリングでのアクションを見事に演じています。
松本がヒールキャラクターのダンプに変わる場面は特に感動しました。彼女がどれほど巧みにそのキャラクターを作り上げ、観客に「狂っている」と信じ込ませたのかに焦点を当てています。もちろん、エンターテインメント性を考えてのことだとは思いますが、伝説的なレスラーへのオマージュとして、実生活ではただの狂人ではなく、優れたエンターテイナーだったことを描いています。
「極悪女王」は非常に素晴らしくできています。撮影は美しく、テンポも良く、当時の日本のプロレスを正確に描写しており、1980年代の日本のコスチュームやスタイリングも見事です。
80年代のプロレスファンであれば、この作品は間違いなく心に響くでしょうし、スクリーン上に再現された懐かしいアクションを楽しめます。プロレスファンでなくても、リングの裏側を知らなくても、この作品は純粋なエンターテインメントとアクションで、見逃せません。素晴らしい仕事です。
アメリカやメキシコのテレビシリーズよりも面白い！
この日本のプロレスドラマは、アメリカやメキシコの同種のテレビシリーズよりも優れています。
第1話は少しゆっくりとしたスタートですが、第2話から展開が進み、1980年代の日本女子プロレスの過酷な世界の精神を見事に捉えています。しかも、視聴者を侮辱するような表現がありません。
アメリカのプロレスドラマ『Heels』よりも、はるかに心がこもっていて、創造性があります。
日本の懐かしい文化を感じさせる作品です。
「極悪女王」は実話に基づいており、壊れた家庭からの内気で臆病な松本香が、男性中心の世界で、内面でも外面でも戦いながら、人生と彼女が愛するスポーツで勝利を目指すという物語です。
もしプロレスファンでなければ、プロレスのアクションや流血シーンが少し多いかもしれませんが、全日本女子プロレスの実際の経験を伝えるために役立っています。
「努力して自分を貫けば報われる」というテーマが描かれています。
純粋に、「ダンプ松本」が素晴らしい！
プロレスが大好きです！！！
『極悪女王（2024-）』を一気見したところですが、これは本当に素晴らしい作品でした。2024年のテレビ番組の中でも、間違いなく私のお気に入りの一つです。
『極悪女王（2024-）』の良い点として、松本ダンプというほとんど何も知らなかった人物について、非常に魅力的なストーリーを提供してくれたことが挙げられます。プロレスファンでなくても、絶対に引き込まれるドラマです。
「極悪女王」海外の反応：まとめ
極悪女王の舞台となる年代は、1980年代です。この時代は日本女子プロレスの最盛期と言えるでしょう。
この時期、全女（日本女子プロレス）はアメリカやメキシコでも話題になっていました。現に、ジャガー横田はメキシコへ渡り、試合でメインを飾っていたことは実話として「極悪女王」でも紹介されています。
海外の視聴者には、単に女子プロレスの世界を描いたドラマではなく、ダンプ松本らの努力や苦悩、プレッシャー、家族との関係など、繊細に描かれた部分も評価されています。
日本人として、とても嬉しく思います。もっと世界の人々に「極悪女王」を届け、努力の先には明るい未来が開けることを信じてほしいですね。