【極悪女王】第4話:グランプリの勝者は最悪の結末に?あらすじ:どこよりも詳しく

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長与千種(唐田えりか)とライオネス飛鳥(剛力彩芽)がタッグを組むクラッシュ・ギャルズは人気の絶頂にあった。だが、このままだとビューティ・ペアのようにいつかは凋落する。次のスターが欲しいとにらんでいた女子プロレスに、松本香がダンプ松本として登場した。

最強のヒールとして。

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目次

1984年 デビル軍団解散?

ダンプ松本はデビル軍団の中心として異彩を放っていた。ホンモノのチェーンを持ち出して相手の首を絞める。さらにフォークで相手の額を刺す。流血試合は当たり前だった。

ダンプ松本が危ない技をすればするほど、クラッシュ・ギャルズは痛さに苦しみもだえ、観客は悲鳴をあげ、視聴率はうなぎ上りだった。

観客が盛り上がるのを喜ぶ審判(松永兄)は完全にデビル軍団、もっと言えばダンプ松本の味方。ズボンのポケットにフォークを隠し持ち、そっとダンプに渡す始末だ。

このままでは本当にクラッシュ・ギャルズに危険が及ぶと思ったデビル雅美は、松本を止めようとするが、逆に松本から攻撃を受けることに。

もはやだれが敵で誰が味方か、分からない状態になっていた。

試合後、もはやこんな状態では戦えないとクラッシュ・ギャルズから猛抗議を受ける松永社長。

一方、松永弟(齋藤工)は、もっとクラッシュの千種を痛みつけてやれと言う。

「まあ、クラッシュからしたらまだお前たちは眼中にないか」とたきつけられ、ダンプはクラッシュ・ギャルズを血祭りにあげてやると息巻く。まったく誰の手にも負えない状態だ。

デビル雅美は松本とは組むことはできないと宣言した。

もはや、ダンプ、本庄、中野(後輩)は、他の連中とは一緒に行動できなくなっていた。3人は阿部の車で移動し、「極悪同盟」という旗を振り、アナウンスしながら走っていた。

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妹広美が参上

日本女子プロレスは、自社ビルを持つほど裕福になっていた。

ライオネス飛鳥は、会社に「もっとまともなプロレスがしたい。松本とばかり組むのはやめてほしい」と直訴した。

千種は「反則も含めてプロレスじゃないか」と問うが、飛鳥にとって松本のプロレスは、もはや反則ではなく犯罪だった。

そんなある日、松本の妹の広美がやってきた。以前のような清楚なイメージから180度の変貌を見せ、化粧は濃く、髪は金髪、タバコも吸っている。

「姉ちゃんのせいでうちはどれだけ迷惑をこうむってるか。嫌がらせの電話はガンガンかかってくる、変な手紙は送られてくる。おまけに、姉ちゃんのせいで彼氏とも別れた。好き勝手に生きて、これじゃ五郎と同じじゃないか」

そう言い捨てて広美は帰っていった。

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クラッシュ・ギャルズにもひび割れが

クラッシュ・ギャルズはレコーディングにも時間を割かれていた。飛鳥は社長に「芸能の仕事を減らしてくれないか」と頼むが、社長は聞き入れない。

逆に千種は「どれもこれもクラッシュ・ギャルズの仕事だと思う」と、飛鳥とは別の意見を持っていた。

そんな時、ジャガー横田が飛鳥を訪ねてきた。メキシコに修行に行くという。「強くなって帰ってきたら、赤いベルトをかけて戦おう。それまで店長は、あんたに任せる」と飛鳥に告げた。

ジャガー横田は、飛鳥が本当の意味でのプロレスラーだと信じていた。千種とは考え方が違うことも知っていたのだ。

松本の孤独

松本は、寮に遊びに来ていた大森とも喧嘩した。松本は、敵となるベビーフェイス(ヒールに対立する善玉の総称)とはプライベートでも一線を画す覚悟だった。

松本へのファンレターは、もはやファンレターとは呼べないものだ。罵詈雑言のかたまりで、中には封筒にカミソリを仕込んでいるものもあった。

松本は思った。上等じゃねぇか、と。

「極悪同盟は、世の中の罵詈雑言を食って生きていくんだよ!」

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トヨテレビ杯争奪 オールジャパン・グランプリ

トヨテレビ杯のオールジャパン・グランプリは、実力勝負で全員にチャンスがある。総当たり戦だ。

ということは、いつもはクラッシュ・ギャルズとして一緒に戦っている長与千種とライオネス飛鳥も戦うということだ。

優勝者は、武道館で、メキシコ遠征中のジャガー横田が持つ赤いベルトを、WWWO世界シングル王者に挑戦してもらうことになった。

女子プロレスの放映も、深夜枠からゴールデンに決まるかどうかの瀬戸際でもある。テレビ側は視聴率を取るために、決勝戦をどんなカードにするか決めたがっている。片や松永(齋藤工)は、最後まで真剣勝負でいきたいと思っていた。

ダンプの家族

松本の実家は、ダンプ松本のせいで大家から引越すように通告されていた。病気になってすっかり弱くなった五郎は、トラックを売り払った。家には「死ね」だの「殺す」だのの落書きで埋め尽くされている。

不良になった広美は暴走族の彼氏が迎えにきて、もう家に帰らないからと出ていってしまった。

総当たり戦のグランプリ開始

いよいよ、トヨテレビ杯総当たり戦のグランプリが開始された。

ライオネス飛鳥 vs デビル雅美 : 飛鳥の勝利

ラブリー米山 vs ダンプ松本 : ダンプ松本の勝利

松本は竹刀を振り回して大暴れだ。千種も順調に勝ち上がっている。

長与千種 vs クレーンユウ(本庄): 長与千種の勝利

ジャガー横田が帰ってきた。飛鳥と久しぶりに再会し、お互いの健闘をたたえ合う。ジャガーが飛鳥にしみじみと語り掛ける。

「メキシコでも全女(日本女子プロレス)は有名だ。でも、耳に入ってくる名前は千種とダンプばかり。お前の名前は全然知られていない。お前ほどの力のあるやつが、あいつらの影に隠れていていいのか?このリーグ戦は優勝しかないぞ」

視聴率をとるか、ガチンコ勝負をとるか

テレビ側は、決勝は千種とダンプで行きたいと思っていた。だが、社長はガチンコ勝負でいきたいと考えている。

松永弟(齋藤工)は、ゴールデンが決まるかどうかは視聴率で数字を取らないとダメだと言う。松永兄弟の間にも亀裂が生じていた。金をとるか、ガチンコを取るか。

方やクラッシュ・ギャルズもお互いの考えに違いが見え始めていた。ムーンサルトをやってみないかと言う千種に、飛鳥はビューティ・ペアのようなまともなプロレスをやりたいと主張する。このままではダンプ松本に全部持っていかれると危ぶむ千種を後に、飛鳥は部屋を出ていった。

本気でヒールやる気なら

松本の考えについていけない本庄は、寮を出ていく。大森の住んでいるアパートに空きがあるというのだ。

リング上での戦いとプライベートは別だという大森は、松本とは真逆の考えだ。残った中野に「お前はどうなんだ?」と尋ねる松本。

中野は首を縦に振る。松本はいきなり中野の首根っこを押さえ、バリカンでロングヘアを刈り始めた。

千種は松永(齋藤工)に、武道館に行くのは自分だと訴えていた。だが、実力では飛鳥のほうが上だ。そこを何とかしてほしいと言う千種に、これ以上は社長に頼めと突っぱねた。

グランプリ 準決勝の組み合わせと新・極悪同盟

準決勝は、「ライオネス飛鳥 vs 長与千種」、「ダンプ松本 vs クレーン・ユウ」の対決となった。

視聴者が観たいのは、長与千草とダンプ松本の決勝戦である。千種は社長に、自分が決勝戦に進めるようにと頼みに行った。社長はOKしたが…

一方、本庄が出て行った今、極悪同盟には新たな仲間が必要だった。松本は、その仲間を松永に紹介した。「こいつだよ」

中野だった。さっきまでオドオドしていた中野が、「ブル中野」として松本と極悪同盟を結成することになった。

準決勝のゆくえ

ライオネス飛鳥 vs 長与千種

双方白熱の戦い。長与はさそり固めで勝負に出るが、絶対にあきらめない飛鳥。長与は技をとき、別の技を仕掛けようとするが、飛鳥が反撃にでる。

試合時間は残り5分。長与が足技に出るが、すんでのところでかわす飛鳥。飛鳥は逆に長与の足を持ち、グルグルまわすジャイアントスイング。飛鳥の得意技だ。相当まわされて足元がふらつく長与。

飛鳥が長与を立たせ、強烈なビンタを食らわせる。飛鳥は一気に攻めたいところだ。もう一発強烈な張り手。長与千種、前のめりに倒れる。

ダウンカウントを数え始める。10カウントでノックアウト。決勝進出を決めたのはライオネス飛鳥。

ダンプ松本 vs クレーン・ユウ

極悪同盟の戦いは、予想されていたとおり、凶器ありの凄惨な一戦となった。ダンプ松本が大暴れしている。

早く勝負を決めろというレフェリーをも攻撃する松本。コーナーポストを外し、倒れているクレーン・ユウに背後から襲いかかる。さらにレフェリーにも一撃を加える。

ダンプはクレーン・ユウを場外に出し、放送席にたたきつける。強烈な試合運びだ。実況からマイクを奪いとり、コードでクレーン・ユウの首を後ろから締め上げ、たたきつける。

クレーン・ユウも負けてはいない。パイプ椅子をダンプの後頭部に思い切りたたきつける。痛がるダンプ。そこへ、知らない選手がダンプの加勢を始めた。これは誰だろう?(ブル中野だった)

2対1の攻撃になった。誰もが予想できないこの状況。二人でクレーン・ユウに襲い掛かった。

ダンプは今日も反則前回でクレーン・ユウを痛めつけていた。ブル中野もヌンチャクで攻撃する。場内からはクレーン・ユウに対して応援の声が響き渡っていた。

ダンプがチェーンを使った時点でレフェリーストップ。これは裁定がどうなるのか。

裁定により、ダンプ松本の勝利となった。決勝戦は「ダンプ vs 飛鳥」だ。

決勝戦は実力勝負。あっさりと飛鳥が勝利した。

武道館は飛鳥 vs ジャガー横田。地味な対戦になってしまったとがっかりする松永たち。人気は千種のほうが圧倒的なのだ。

大阪城ホールでの一戦

武道館の一戦は飛鳥とジャガーに決まった。だが、次の大阪城ホールでの戦いはどうするか。チケットの売りあげもイマイチである。何か強烈な一手を打たないといけない。

リングを降りた松本は、千種を見つけてつかみかかっていた。松本は決勝で千種と闘いたかったのだ。

松永に、大阪城ホールでの秘策が浮かび上がった。

「大阪、オレに任せてくれませんか?」松永(弟)は社長に言った。

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