【ブラックペアン2】第4話:医療用AIエルカノの声は三石琴乃さんだった!

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広大な海辺の土地に、新しい病院「スリジエハートセンター」を作ろうとしている天城。そこに桜並木を上、桜と同じほどの寿命である人間の一生に寄り添いたいと言う天城は、本当に悪魔なのでしょうか。渡海との関係、秘密裡に持ち出した医療過誤調査書など、まだまだ謎は多いようです。

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目次

美和のお母さん、登場:正義派の弁護士だった!

ブラックペアン2の第5話は、医療訴訟で有名な弁護士・戸島和子(花總まり)が市民団体を引き連れて東城大に乗り込むところから始まります。

天城(二宮和也)が患者に危険なオペを施し、巨額の費用を要求する行為が詐欺にあたるとして、戸島和子の抗議に対し、佐伯(内野聖陽)は天城の今後予定している手術を即刻中止することでその場を収めます。

その帰り道、戸島和子が美和(葵わかな)と言い争っているところを世良(竹内涼真)が見かけ、仲裁に入りますが、戸島和子が美和の母親であることが発覚します。そんな中、突然戸島和子がその場に倒れ込みます。

世良は緊急で冠動脈のバイパス手術が必要と判断し、手術を実施しますが、石灰化が激しい部位があり、やむなく断念せざるを得ません。治せるのは天城のダイレクト・アナストモーシスのみですが、戸島和子は天城のオペを拒否します。

戸島和子は維新大が開発した医療AI“エルカノ”による保険適用のバイパス手術を受けることにしますが、佐伯のライバルである維新大教授の菅井(段田安則)は、AIを使ってどんな医師でもできる手術を成功させ、日本医学会トップの座に近づこうとしています。

一方で世良は、戸島和子の抗議活動を止めるべく美和と3人で食事に行くことになります。その帰り道、母に対する想いを涙ながらに話す美和を見た世良は…という展開でした。

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医療AI「エルカノ」の指示通りに手術すれば大丈夫?

戸島弁護士の手術は、公開手術として行われることになりました。こんな感じです。

自分の手術がこんな見世物状態だったら、すごく嫌ですね。あり得ないです。

そして、今回手術の内容や手順を決めるのは、すべてAIエルカノです。はい、エルカノ君登場。

なんか、安物のスピーカーみたいですが、大丈夫でしょうか。不安しかありません。

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エルカノの声は、なんと三石琴乃さん!

エルカノがあれば、誰でも手術ができるというのですが、そんなことはないでしょう。だって、手術にも上手いとか下手とか、ありますからね。難しい手術を新人のお医者さんができるとは、とても思えません。手術をしている、執刀医の手付きを観ていれば、素人でも「技術の差はあるだろうな」と思わざるを得ません。

「心電図を確認してください」

というように、手術はすべてエルカノの指示どおりに行われます。いわば、「手術の司令塔」的な役割ですね。人間はエルカノの言うとおりに手術するので、簡単と言えば簡単ですが、そううまくいくはずもありません。

ところで、このエルカノの声、「なんか、声優さんっぽいなあ」と思っていたら、なんと三石琴乃さんでした。セーラームーンやエヴァンゲリオンで活躍した、超有名な声優さんでした。

すごいですね、日曜劇場!たかだか医療AIのために、こんな超一流の声優さんを抜擢するなんて!エルカノも大した出世です。

ストーリーは思わぬ方向へ展開するのですが、この話は次回にも続きます。

つまり、エルカノ=三石琴乃さんの声は来週も聞けるというわけです。楽しみですね!

医療AIの未来は本当に来るのか?

今回のエルカノは、難手術でもお任せしてしまうという優れものですが、エルカノほどでないにしても、簡単な診断だったらすでにAIが登場しているようです。

どこまでAIが関わってくるのでしょうか。もちろん、便利な物は使い倒せばいいのですが、やはり人間は、人の顔色や声、しぐさなど、AIには分からない部分から診断するって、あると思います。

特に、かかりつけ医のお医者さんは、「どうしたんですか、なんだか顔色が悪いですね」「いつもより疲れている感じですね」などと、普段の様子と少しでも違えば「おかしい」と気がついてくれますが、AIではそうはいかないでしょう。

アメリカでは、AI市長を誕生させようという動きが

つい最近、こんな記事をネットで見つけました。

米西部ワイオミング州の州都シャイアンの市長選に人工知能(AI)で生成された自動プログラムが「候補」として届け出されました。この「AI候補」は「先端技術とデータに基づく意思決定を市政にもたらす」と訴えており、州幹部は「立候補資格はない」と主張して論争を引き起こしています。地元当局が出馬を認めるかどうかを判断することになります。この情報は地元メディアが報じました。

市民のビクター・ミラーさんが対話型AIのチャットGPTを駆使して作り、「仮想統合市民」の頭文字を取って「Vic」という名前で届け出ました。市のウェブサイトでは、予備選と11月の本選で構成される市長選に届け出た6人のうちの1人としてVicの名前が掲載されています。

ビクター・ミラーさんは、AIであればあらゆる情報を織り込んで政策判断ができると述べています。当選すればビクター・ミラーさん自身がAI候補を操作しますが、判断は全てAIに委ねるとしています。AI候補のVicも、出馬は人間のリーダーシップと先端技術の融合を政治の世界で実現する道を開き「画期的だ」と自賛しています。

AIに支配される町とでも言いましょうか。たしかに、AIなら賄賂など受け取らず、人間関係のしがらみも一切関係なく、淡々と仕事をしてくれるでしょうが、やはり何か問題はおきると思いますね。

簡単な仕事だけさせておけばいいのでは?と思いますね、今のところは。

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