2024年、米大統領夫人に返り咲いた、メラニア夫人。2度目の大統領夫人として、トランプを支える夫人はどのよう経歴なのか、非常に興味深いところです。
さっそく、メラニア夫人のこれまでを掘り下げてみましょう。
メラニア夫人の主な経歴
メラニア・トランプ・アメリカ合衆国大統領夫人
Melania Trump, First Lady of the United States of America
氏名: メラニア・トランプ
生年月日: 1970年4月26日 (54歳・2024年現在)
出身地: スロベニア
学歴: リュブリャナ大学 (スロベニア) 中退
【経歴】
1986年 モデル業を開始
1996年 ニューヨークに移住
2001年 米国の永住権を取得
2005年 トランプ氏と結婚
2006年 米国籍を取得
2017年 大統領夫人
2024年 2回目の大統領夫人(正確には、2025年1月20日が大統領正式就任日)
趣味: 芸術, 建築, デザイン, ファッション, 美容
トランプ氏との馴れ初めは?
1998年、ドナルド・トランプとメラニア・トランプ(当時はクナウス)は、ニューヨーク・ファッションウィークのパーティーで初めて出会いました。
トランプは他の女性と一緒にいましたが、メラニアに一目ぼれし、彼女に電話番号を尋ねました。しかし、メラニアは躊躇し、代わりに彼の番号を教えてほしいと頼んだのです。
メラニアは、トランプ氏を見定めるため、彼がどんな番号を教えるのかを知る必要があったのです。メラニア夫人はさすが、賢い女性です。
トランプは、個人番号やオフィスの番号を含むいくつかの番号を渡しました。その後、メラニアはトランプ氏の持つ情熱に惹かれ、彼に連絡を取り始めるようになります。結果的に、二人は交際を始めました。
パーティでの出会いが、トランプ氏とメラニア夫人が結婚するきっかけになったのですね。
それでは、彼らの出会いをもっと詳しく解説します。
メラニア夫人、大統領夫人としての第2章が始まる
ドナルド・トランプとメラニアは、2024年の大統領選挙でトランプが勝利した後、ホワイトハウスに戻ることが決まり、彼らの長年の関係の新たな章が始まります。
結婚からほぼ20年が経った今でも、彼らの出会いと結婚までのストーリーは関心の的であり、特に1998年に初めて出会った時のエピソードは注目されています。その出会いでメラニアが下した大胆な決断が、二人の関係の基調を作ることとなりました。
トランプ氏とメラニア、パーティで最初の出会い
初めての出会いと初デート
ドナルド・トランプは、1998年9月にニューヨーク・ファッションウィークのパーティーで、メラニア・クナウス(結婚前の名前)と初めて出会いました。このパーティーは元モデルエージェントのパオロ・ザンポリが主催したもので、当時、ドナルドは二番目の妻マルラ・メイプルズと新たに別れたばかりで、メラニアはスロベニア出身のモデルとしてキャリアを追求するためにアメリカに移住したばかりでした。
すぐに惹かれたわけではない
しかし、最初からお互いに強い惹かれ合ったわけではありません。メラニアは2016年に『ハーパーズ・バザー』とのインタビューで、ドナルドが彼女に電話番号を聞いたとき、特に感情が動いたわけではないと振り返っています。
「彼は私の番号が欲しかったけれど、デート相手と一緒だったので、もちろん私は番号を渡しませんでした」とメラニアは言いました。代わりに、彼女は大胆な方法で彼に接近し、彼の番号を求めました。
「私はあなたに電話番号を教えない。あなたが電話番号を教えてくれたら、こちらから電話します」と彼女は言いました。
この行動は、単にトランプを試すためだけではなく、彼女自身が何かを見極めるための手段でもありました。
ドナルドの反応と初デート
ドナルドは、自分の番号をすべて提供しました。オフィスの番号、マール・ア・ラゴの番号、さらにはニューヨークの自宅の番号まで渡したのです。
このようなオープンなトランプ氏の態度はメラニアの関心を引き、彼女はすぐに彼の「活力」や「エネルギー」に魅了されました。
マール・ア・ラゴ(Mar-a-Lago)は、アメリカ・フロリダ州パームビーチにある豪華な邸宅で、ドナルド・トランプが所有しているリゾート・クラブとしても知られています。この場所は、1920年代に建てられた歴史的な豪邸で、元々はメディア王のヘレナ・アレマンによって建設されましたが、トランプは1985年に購入しました。その後、トランプはこの邸宅を一部をプライベートクラブとして運営する形に改装し、現在はメンバーシップ制のリゾートとして利用されています。
「マール・ア・ラゴ」という名前は、スペイン語で「海の向こう」または「海の彼方」を意味し、その立地が海に面していることに由来しています。また、この邸宅はトランプが大統領時代に多くの重要な会談や国際的なミーティングの場としても使用されることがあり、非常に象徴的な場所となっています。
要するに、マール・ア・ラゴは単なる住宅にとどまらず、トランプの個人的なリゾート兼クラブであり、政治的にも影響力のある場所です。
初デートでは、ドナルドは彼女をディナーに連れて行った後、ムーンバというクラブに連れて行きました。1990年代後半のムーンバは、セレブリティが集まるニューヨークのナイトライフの象徴的な場所でした。「ムーンバ、覚えてる?」とメラニアはインタビューで振り返りました。
再び巡り会うチャンス:別れから再会へ
最初のきっかけはあったものの、ドナルドとメラニアの関係には破局が訪れます。2000年、ドナルドは大統領候補に立候補すると発表し、それがきっかけで二人は一時的に別れることになりました。
それにもかかわらず、二人がお互いに惹かれ合う気持ちが続き、同年2月、ドナルドが政治活動を放棄した後、二人は再びおつきあいをすることになったのです。
数年後、トランプとメラニアの関係は花開く
その後数年間で、ドナルドとメラニアの関係はさらに深まりました。数年の交際を経て、ドナルドは2004年のメットガラでメラニアにプロポーズします。メラニアは後に、その瞬間のことを「驚きだった」と語っています。
翌年、二人はトランプのマール・ア・ラゴ邸で豪華な結婚式を挙げました。そして、2006年には息子バロンが誕生しました。後に結婚生活を振り返ったメラニアは、素晴らしい想い出として語っています。
様々な問題を乗り越え、絆が生まれた
二人の道のりには、トランプの政治キャリアのプレッシャーや注目の的となった時間など、波乱万丈な面もありました。それでも、メラニアは常に自分の意見を大切にし、時にはトランプの見解に異議を唱えることもありました。
2018年、アフリカへの単独旅行中のインタビューで、メラニアは「彼が信じていることにいつも賛成するわけではなく、そのことを彼に伝えています」と認めました。意見の相違があっても、彼女は自分の声を持つことの重要性を強調しました。
二人の結びつき
彼らの結婚生活はほぼ20年にわたり、トランプ氏の3回目の結婚の中で最も長く続いています。メラニアは夫の大統領選挙戦中、ほとんど公の場に出ることはありませんでしたが、彼女の存在はトランプ氏にとって大きな支えとなっています。
特に2024年の選挙戦中に暗殺未遂事件を生き延びた際には、彼女の支えがトランプ氏にとって大きな力となりました。メラニアの公に表明した支援は、二人の関係の強靭さを再確認させるものとなりました。もはやトランプ氏にとって、大統領職を続けるうえで、メラニア夫人の支えは無くてはならないものになっているのです。