徹子の部屋に藤井八冠が出演したとき、「え?藤井さん、歯列矯正してる!」とネットで話題になりました。笑うとワイヤーが見えるからでしょう。
歯列矯正が将棋にどう影響するのかを深堀し、解説していきます。
藤井聡太八冠の矯正治療と将棋への影響
藤井聡太八冠が今年から歯の矯正治療を始めたことが話題になっています。将棋の対局で大事な局面が続く中、この矯正が藤井八冠にどんな影響を与えるのでしょうか?
え?藤井八冠が矯正してたの?私と同じじゃん!
矯正治療の影響
藤井八冠は昨年、史上初の八冠を達成しましたが、今年の叡王戦で挑戦者の伊藤匠七段に苦戦しています。矯正治療が影響しているのではないかと心配する声もあります。
将棋連盟の森下卓九段によれば、棋士は対局中に歯を食いしばることが多く、そのため歯の状態が気になることがあるそうです。実際、過去には歯の違和感が原因で負けてしまった棋士もいます。
歯の矯正が必要な理由
藤井八冠は今回、上あごの小臼歯を抜いて矯正を行っています。専門家によれば、以前の矯正治療が不十分で、再度矯正が必要になったと考えられます。矯正治療には時間がかかり、リテーナーという装置を使って歯並びを保つ必要がありますが、藤井八冠はそれを怠った可能性もあります。
リテーナーとはこういうものです。透明で、歯にすっぽりかぶせるタイプです。
これ、面倒くさいんですよね。食べるときいちいち外さなきゃいけないし、いつもすごく鬱陶しいんですよ。寝るときもずっとはめてますしね。
透明なので、人から矯正してるって分からないのはいいんですけどね。
将棋への影響は?
矯正治療中の痛みや違和感が対局に影響するのではないかと心配されますが、専門家は「適切な治療を受けていれば大きな問題にはならない」と言います。実際、藤井八冠は強い集中力を持っており、これまで通りのパフォーマンスを発揮できるでしょう。
ひふみんは「ちょっと心配」派
「ひふみん」の愛称でおなじみの加藤一二三九段(84)は、「ちょっと心配です」とのこと。
加藤さんは、 前歯を欠いた元名人は自身の現役時代を振り返って述べています。
「長考に長考を重ねる私は無意識のうちに歯を食いしばっちゃう。それで歯を失ったの。20年も前の話ですよ。その後、歯を入れたんだけれども、どうにも頭が働かなくなっちゃった」
なんと、自分の歯を無くしたら以前と同じような思考ができなくなったというのです。
この時が「人生最大の危機」だったそうです。
「でも、入れた歯を抜いてもらったら、あらびっくり。以前のように自分でも感動を覚える一手を指せるようになったの」
ひふみんは自分の体験から、藤井八段の歯列矯正、が心配でならないということです。
矯正経験者からの意見:ワイヤー方式とリテーナー方式の違い
私も矯正をつい最近まで行っていました。私の場合は、今流行りの「リテーナー」というマウスピースをはめるものです。
これは、簡単に取り外しができますし、他人が見ても矯正しているとは思えません。何しろ透明なので。だから、テレビに出演するタレントさんや、人に会うことの多い職業の人たちは、「リテーナー」(インビザとも言う)方式を採用しています。
ただ、リテーナーの短所として、「食事をする時には必ず外さなければならない」というものがあります。また、冷たい飲み物はOKですが、熱い飲み物(コーヒーやお茶など)を飲むときも外す必要があります。
リテーナーは最低でも1日20時間はつけておかないと効果が出ません。ですので、食事をとるとき以外は必ずつけます。
藤井聡汰さんの場合、対局の途中によくお茶を飲みます。その都度リテーナーを付けたり外したりするのは無理がありますから、歯列矯正をするとなったら、迷わず「ワイヤー」方式を選んだことでしょう。というか、それ以外に選択肢はありません。
ワイヤーはつけたらつけっぱなしなので、そういう意味では楽ですが、何しろキリキリと痛いというのが、ワイヤー組の話です。
考えてみたら当たり前の話で、乱れている歯並びを、無理矢理ワイヤーでキリキリと締め付けてきれいにしていくのですから、痛みを感じるのは当たり前です。
私の場合、リテーナー方式でしたが、痛さはありませんでしたが、やはりずっと締め付けられている感じがして、つけている間はずっと不愉快でした。
歯列矯正はどのタイプでも、3年はかかるのではないでしょうか。人によっては、もっとかかります。
藤井さんの場合、集中力が並外れて高いので、矯正に気を取られて対極に集中できないことはないと思いますが、それでもゼロではないはずです。
矯正の期間が終了したら、人生がばら色になるくらい、幸せな気持ちになります。がんばってください!
結論
藤井聡太八冠の矯正治療が将棋にどう影響するかは注目されていますが、専門家の意見や藤井八冠のこれまでの実績を考えると、大きな問題にはならないと期待されています。今後も彼の活躍に注目しましょう。
歯並びが悪いのをほうっておくと、虫歯になりやすく、歯周病にもなりやすいと歯医者さんに言われました。一生の問題なので、矯正はしてよかったと自分では思っています。藤井八冠、これからもまだまだご活躍をお祈りしています!