映画【ミッシング】三谷役は小野花梨!どんな役だった?

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ある日突然、6歳の娘が失踪した。物語は失踪してから3か月の時点から始まる。娘の帰りを、ビラを配りながら待つ夫婦。小野花梨が扮する三谷は、そんな彼らを取材するテレビ局側の新人だ。

物語は、失踪事件の行方とともに、テレビという媒体にも大きくスポットを当てている。この記事では、視聴率重視のテレビに疑問を抱きながらも必死で取り組む三谷の姿を深掘りする。

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目次

演技派ぞろいが集結した「ミッシング」

ある日突然いなくなった愛する娘。その帰りを懸命に待ち望みながらも、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親とその家族の物語。

母親・沙織里を演じたのは石原さとみ。父親・豊を演じたのは青木崇高。沙織里の弟に森優作、テレビ局の取材班に中村倫也といった、錚々たる逸材を起用している。

駆け出しの取材班「三谷(みや)」

本作で小野が演じるのは、地元テレビ局の新人記者・三谷(みや)。先輩記者の砂田(中村倫也)カメラマンの不破(細川岳)と共に、沙織里(石原さとみ)たちの取材を続けるという役どころだ。

失踪からすでに3か月。キー局ではもう取り上げなくなっていたこの事件を、まだ丹念に追っていたのが砂田(中村倫也)の取材班だった。新人の三谷は、砂田とカメラマンの不破と行動を共にし、取材のイロハを教わる毎日だった。

娘の失踪時、最後の目撃者となった沙織里の弟・圭吾のアリバイが曖昧だと知った取材班は、圭吾に取材を申し込む。取材後に、三谷は「絶対に怪しい、犯人ですよ」と口に出し、砂田にたしなめられる。

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テレビ局で仕事の不出来を叱られる三谷

砂田が局に帰ると、三谷が先輩の小林にひどく叱られている。「こんな日本語でどうやって仕事できるわけ?自分の文章、自分で読んだ?」

三谷はうなだれるばかりだ。砂田は三谷の話を聞いてやる。三谷は泣きながら、なんで自分はできないのだろうと悩みを語る。「慣れだよ、慣れ」と砂田は三谷を慰めた。

「砂田さんも、小林さんもすごいです」と、鼻をかみながら話す三谷。

「べつに、地味な案件ばかりだよ」と自嘲する砂田。三谷は自分の思いを砂田にぶつける。

「地味とか、派手とか、視聴率とか。なんなんですかね。テレビっていったい、何なんですかね」

三谷の素直な思いに、ハッと気づかされる砂田だった。

やがて三谷は、1人で取材をまかされるようになった。取材といってもグルメ番組の試食コーナーだが、そこでもミスを犯し、相変わらず上司に叱られる三谷だった。

不器用だが、どんな仕事も一所懸命に取り組む三谷の姿は好感が持てる。視聴率第一優先のテレビ局に、染まらないでほしいと思って観ていた。

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小野花梨の「三谷」に対する思い

小野は、「自分と同い年の新人記者という役どころでしたが、向上心はあるけれど、どんな一歩目を踏み出したらいいかもわからないという状況は、とても理解ができるものでした」と共感を覚えたという。また「一生懸命でピュアで真っさらで、まだ何色にも染まりきっていないがゆえの不安定さだったり、失礼さだったり、悪気がない何かを表現できたらいいなと思っていました」と、演じるにあたっての想いも明かした。

三谷の演技を絶賛する𠮷田監督

本作で初めて小野を起用した𠮷田監督は、漫画原作のドラマ『鈴木先生』(2011) に出演していたころから、小野に注目していたという。ドラマで小野は、 恋愛経験豊富な中学生・河辺彩香役を演じていたが、「トリッキーな役どころだが、原作漫画よりも説得力があり、めちゃくちゃ上手かった!」とその演技に心つかまれ、いつか絶対一緒に作品をやりたい!という思いを抱いたそう。

本作の演技については、台詞の言い方ひとつにしても、𠮷田からのニュアンスを瞬時にくみ取り反映していたといい、「チューニングの仕方が天才!」とその実力を絶賛している。

2024年秋ドラマ「スノードロップの初恋」にも登場

小野花梨は、2024年10月スタートの「スノードロップの初恋」で、主役の片岡(宮世琉弥・ミヤセ リュウビ)の相手役として抜擢された。

片岡は死神の役で、ミステリアスなラブストーリーという仕立てのドラマである。小野花梨は死神の片岡の願いをかなえてやろうと奮闘する経理部社員の望月奈雪を演じる。。

愛を知らない孤独な死神と、人に尽くしてばかりの望月(小野花梨)のストーリーは、果たしてハッピーエンドとなりうるのか?

「スノードロップの初恋」で見せる小野花梨の演技力にも期待したい。

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