MIU404第3話で出演した成川岳。演じるのは鈴鹿央士。ドラマは一話完結型だが、成川はその後も断続的に出演するという、謎めいた人物。
この記事では、成川岳という登場人物の役割、そして、成川を演じた俳優「鈴鹿央士（すずかおうじ）」さんについて解説する。
「MIU404」第3話のあらすじ
成川が出演する第3話について、ざっと述べておく。
西武蔵野署の管轄内で、イタズラによる通報が相次いでいる状況。刑事の毛利（大倉孝二）と向島（吉田ウーロン太）によれば、これらの通報は「通報者が警察から逃げ切れば勝ち」というネット上のゲームのルールを真似た愉快犯によるものである。
これまで、警官が対応したすべてのイタズラ通報において、犯人に逃げ切られてしまっているとのこと。この話を聞いた伊吹（綾野剛）は「足では負ける気がしない」と言い、犯人逮捕に意欲を見せる。
犯人は、高校生4人組だった。バシリカ高校3年生。先輩のせいで所属していた陸上部が廃部になったことを根に持っている。大会に出られなくなった腹いせに、冗談半分で始めたゲーム。もうやめよう、これで最後にしようと勝負に出たが、最後の最後で警察に逮捕されてしまう。だが一人、逃げおおせた者がいた。それが成川岳だ。
一人逃げた成川だが、家に帰ることもできず、そのまま行方知れずになってしまった。
高校生「成川岳」はどんな人物か
そんな成川に近づいてきたのが、謎の男。第3話では謎の男になっているが、「久住（くずみ）」という名前の若い男性。演じるのは菅田将暉だ。
久住は違法ドラッグを売りさばいており、行く場所のない成川に親切そうに近づき、ギャラをあげながら手足として使う。
成川岳は、最初は普通の高校生だった。だが、自分の逃げ場もなく、自暴自棄になっているところを、怪しげな人物が次々と接触してくる。
彼らは成川の気持ちに寄り添うのがうまい。純真で素直な成川は、最初のうちこそ彼らを怪しんでいたが、ギャラの良さに惹かれ、だんだん闇に引き込まれていく。
以下、ネタバレなので、知りたい人だけクリックしてください
成川は久住のサポートを受けて世間から隠れて生活していた。ある日、ギャラをもらいに大物を訪れるが、その時拉致現場を目撃してしまい、井戸の底へ突き落される。間一髪で、志摩（星野源）と伊吹（綾野剛）に助けられ、九死に一生を得る。
俳優「鈴鹿央士（すずかおうじ）」について
以下は俳優・鈴鹿央士さんのプロフィール。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 鈴鹿央士（すずかおうじ） |
| 生年月日 | 2000年1月11日（24歳） |
| 出身地 | 岡山県岡山市東区 |
| 身長 | 178cm |
| 血液型 | O型 |
| 所属事務所 | フォスター |
以下、MIU404撮影時の鈴鹿央士さんのインタビュー記事をまとめています。
ー出演が決まったときの心境は
出演が決まった際、鈴鹿央士さんは素直に嬉しく、特に自身が演じる成川の行く末や、どんな仲間がいるのかにワクワクしていました。豪華なキャスト陣に参加することに喜びと同時に緊張も感じていたとのことです。
成川は元々優しく純粋な人物で、仲間たちが彼についていく理由がありましたが、今は生きるために悪事に手を染めてしまっています。現在の成川に優しい言葉をかけたい気持ちがあるものの、まだうまく言葉が出てこないと話しています。
ー演じる上で、監督から演技について話し合ったことがありますか？
鈴鹿央士さんは、久住との関係性や、ドーナツEPを売る仲間といる際の悪事への染まり具合、成川が現在行っていることをどの程度悪いと感じているのかについて話しています。演出が非常に細かく、自分が演じる中で悩むことがあってもすぐに気づいてサポートしてもらえるため、楽しく演じることができていると述べています。
ドーナツEPとは、久住の扱うドーナツ型のドラッグのこと。トローチにそっくり。
ー鈴鹿さんから見ての久住の、久住を演じる菅田将暉さんの印象を教えてください。
鈴鹿央士さんは、久住を「頼れるカリスマ性のある、いいお兄さん的な存在」と感じており、それは演じる菅田将暉さんに対しても同じ印象を抱いていると話しています。共演が決まった際には大変興奮し、実際に共演してみて、毎日が楽しく充実していると述べています。
ー今後の成川の注目ポイント、視聴者へのメッセージをお願いします。
鈴鹿央士さんは、成川が第3話で仲間から離れ、久住と出会ったことや、第8話で麦さんに賞金が懸けられていることを知った経緯について触れています。第9話では、成川が悪に染まりきるのか、それとも別の道を選ぶのか、彼の行動に注目してほしいと語っています。また、視聴者に向けて「お手柔らかに」とのメッセージを添え、楽しみにしてほしいと呼びかけています。
鈴鹿央士、積水ハウスのCMに登場
いいCMだなあと思っているものに、「帰ろう。」という積水ハウスのCMがあります。なんとなく見ていると、ん？これはもしかして…鈴鹿央士さん！
出演：古川琴音 鈴鹿央士
帰りたい場所がある。それって、すごい幸せだ。
高校生の頃の鈴鹿さんより、ほんのちょっと大人っぽくなってますね。相変わらず「かわいさ」も残ってますが、イケメンぶりがますます冴えてますね。
鈴鹿さんのこととは全く関係ありませんが、積水ハウスのCMのことを偶然にも書いたので、「地面師たち」について書いておきます。ご存じの方も多いと思いますが、今話題をさらっているNetflixドラマ「地面師たち」は、積水ハウスが地面師詐欺に合った大事件を基に作られたドラマです。
あの事件は2017年6月に起こりましたが、当時新聞を読んで「なぜ大企業がこんな詐欺師に騙されるんだろう」不思議に思い、ずっと新聞を読んで調べていたことを思い出します。
調べますと、積水ハウスが単に詐欺にあっただけではなく、会社の内紛も足を引っ張ったようですね。今、こうして地面師たちのドラマが大ヒットするにあたり、現在の積水ハウスの社員たちはどう感じているのだろうと思うと、気の毒でなりません。いわば「積水ハウスのアホ事件」とでもいうような事件ですからね。
このように、美しいCMを作っていますが、内心「地面師たち」のヒットを冷や冷やしながら眺めているのではないでしょうか。地面師たちについては、いろいろ記事を書いておりますので、お読みください。「事実は小説よりも奇なり」です。
