ドラマを観ていて、妊娠が判明したときの男性の反応っていろいろあります。この記事では、女性目線から、男性のその時の反応を勝手にランキングしました。
男性の「妊娠反応」ランキングについて
2024年7月スタートのドラマをいくつか観ていますが、女性の妊娠というテーマが複数あり、男性が妊娠を知った時の反応のシーンも見られます。
男性の反応を見ながら「これはひどい」とか「そんなこと言うの?」とか「良い人だ」など、女性目線で感じていたのですが、ドラマはどんどん流れていきます。
でも、そのときの男性の反応っていうのは、ずっと心に残っていたりします。
そこで、私的なものにはなりますが、「男性が妊娠を知った時のランキング」を作ることにしました。随時追記しますので、ランキングも変更していきます。
ドラマの中の話ですが、設定はリアルなので、男性の方もぜひ参考にしてください。
素晴らしいだわ、こんな人と結婚したい、という人から順に書いていきます。最後はもちろん「カス決定」の男です。
女性もある意味楽しんでお読みください。
第一位:月島宝(あの子の子ども):細田佳央太
【あの子の子ども】 月島 宝(たから):細田佳央太(かなた)
あの子の子どもは、高校生が妊娠してしまうドラマ。避妊に失敗し、うろたえ、いろいろ調べ始める二人。
女性役は桜田ひよりさんで、相手役が今回ランキング一位に輝いた月島宝です。
とにかく妊娠ていうのは女性しか分からないことなので、男性はおろおろするばかり。これは仕方がないことです。
ですが、宝はすごい。高校生ながら、自分の彼女がもしかしたら妊娠したかもしれない(ドラッグストアで買った妊娠判定薬が陽性だった)ことを知って、それからいろいろ調べます。
自分と相手の子どもだが、「半分こ」というわけにはいかない。だって自分の身体ではないし、産むにしろおろすにしろ、彼女にしかできないこと。
だから、自分にできることは、何でもやる、そういう覚悟です。
彼は一冊のノートに、「妊娠の流れ」「予定日の計算」「手術について(時期や費用)」さらに、「出産する場合」を想定して、出産費用や病院、その際の学校生活や通信制への移行など、関連するすべてのことを細かく書きこんでいます。
費用はオレがなんとかする、だから金のことは心配するな。高校生でもバイトはできる。部活は辞める。
宝は陸上部で、駅伝を目指すという大きな目標がありますが、それもすべて捨てると。自分の夢を捨ててまで、相手の女性を守る。産んでも、産まなくても、どちらの選択もある。それは二人で決めようと。もちろん、親にはオレからちゃんと話すと言います。
その話を聞いていると、なんだかどんどん産める気になっていくから不思議です。ひとつひとつ、不安を消していく方法です。
やっぱりね、宝っていうのは頭がいいと言う設定です。頭がいいってひと言では言えないけれど、頭の良さと人格、この二つが備わったら、男性としては最高なんじゃないかと思いますね。
今のところ、宝以上に素晴らしい反応を見せてくれた男はいないので、ダントツ一位です。高校生ながら。
大学生、社会人の男性の方々、宝を見習ってくださいね。
女性は「オレにまかせろ!お前は何も心配するな!」という一言を望んでいるんですよ。(そんな男性実際見たことありませんけど。だからドラマになるんでしょうね。)
第二位 月岡 夏(海のはじまり):目黒連
恋人(古川琴音)の妊娠が分かったとき、二人はまだ大学生でした。おそらく大学3年生だったのでしょう、12月に入り、夏はすでに就活の準備を進めていました。
夏は主体性がなく、「ことなかれ主義」の男です。すごく真面目で律儀、言葉少なく、決してコミュニケーション能力が高いわけではありませんが、温かい心に満ち溢れています。
恋人の水希から妊娠を告げられたときの反応は、固まってしまったという表現が正しいですね。あまりの衝撃に、何も言えず、頭が真っ白になった、そういう表情でした。
水希はその時すでに子供をおろす決意をしていたので、すぐに同意書を夏に渡してサインをお願いします。
夏は、相手の気持ちを思いやる人間です。怖かっただろう、辛いだろう、そういう気持ちでいっぱいです。そして、涙を流します。
でも、そこでおしまい。そのほかの選択はないの?と一応聞きましたが、水希の強い決意を感じ、ためらいながらもサインをします。
まあ、泣いてくれる男性も少ないので、気持ちに寄り添ってくれるという意味では、女性にとってありがたい存在ではあります。
ですが、やはり水希に押し切られ、そして自分も無難に就職し、大事にはしたくない(親のこともある)ので、黙ってサインしてしまったのは、ちょっと情けないですね。
もっと話し合えばよかったし、これをきっかけに将来を話し合ってもよかったのではないでしょうか。その時にサインしなくても、話し合う時間くらいは残されているはず。
強い決意っていうのが、男性には必要ですね。主体性の無さが、今回の悲劇につながります。ただ「優しい」だけではダメなんですよね、人生は自分で決めるもの、こういう覚悟が、大学生の夏にはまだできていませんでした。
でもまあ、人間的には信頼できるので、夏は上位にランキングされています。後、お金は出していなかったようですね。(わからんけど)
第3位 浅井悠馬(海のはじまり):稲葉友
第3位からすでにクズ男の登場で、ちょっと情けないんですけれど、堂々3位に登場したのが、同じく「海のはじまり」に登場する、弥生(有村架純)の元カレ、浅井悠馬(稲葉友)です。
当時二人はすでに社会人。喫茶店に呼び出された浅井は、弥生から妊娠を告げられます。その時弥生は、ちょっとだけ嬉しかったし、期待もしていたんです。
妊娠したと言えば、彼は喜んでくれるかもしれない、そして、結婚しようと言ってくれるかも。いや、きっと言ってくれるだろう。
そんな嬉しさの混じった表情で、弥生は彼に告げたんです。
が、ここで浅井の放った言葉が「それ、オレの・・・?」です。
はい、ここでクズが確定しました。こういうこと言う男は最低だと昔から決まっています。恋人の浮気を疑っているんですからね。自分も浮気している確率120%です。
それからはもう、彼の口から出てくる言葉は「金は払う」「いつ手術するの?」
産まない前提で話してますからね、話し合いも何もあったものではありません。当然結婚の話も出ませんし、最後、あわてて喫茶店を出ていくときかけた言葉が「お大事に」ですからね。
なんでしょう、完全に他人事です。自分のこととは考えてませんよね、命の大切さなんて、これっぽっちも頭にない男です。
今回、まだ登場する男が少ないので第3位でしたが、これから男が増えるたびに、どんどん順位が下がっていくでしょう。
気の毒なのは、悪いのは役の男浅井なのに、俳優の稲葉友さんまで悪く思われてしまいがちなんですね。まあ、ドラマに没頭している人間からしたら「あるある」ですが、これは切り離して考えなければなりません。
でも、憎まれるほどの演技ということで、「演技力がすばらしい」とも言えるかもしれません。
最下位 名無しの男(燕は戻ってこない)
この男は、ちょっと出ただけで俳優名も役名も分からないのですが、とにかくサイテーな男です。
主人公の理紀は貧しく、アパートに暮らしています。そんなアパートに転がり込んでいるのがクズ男です。理紀は妊娠してしまいますが、それを告げた瞬間、男はその場で「知らねえよ」とアパートから去っていきます。去っていくというより、あわてて逃げていったというのが正解です。
荷物はどうするんだろう、とか関係なく、男は一瞬で消えました。残された理紀は子供を産むことはありませんでした。
貧乏だし、男もいないし、もともと一生を共にする相手だと思ってもいなかったのでしょう。女性も自分の身を守るためにも、男は十分選んだほうがいいですね、という教訓でもあります。
とにかく、自分の本能のままに生きている男、女性のために働いて楽をさせたいという気持ちはゼロ、できれば何もしないで楽に暮らしていきたいという気持ちが勝っている男。当然、子供には興味ないし、自分のせいでできた子供になんの未練もない。
お金がないなら、せめて気持ちだけでもあってほしいのですが、それもない。こういう男は多いのでしょうか。だとしたら、そういう男をまとめて無人島に送ってしまい、男だけで自給自足の生活を一生送ってほしいものだと考えますが、いかがでしょうか。