7月ドラマで一番「安心して見られる」ドラマではないだろうか。松岡茉優、田中みな実、滝沢カレンの3人組が、ゆるい女子トークで難事件を解決するという、これまで見られなかったストーリー。まわりの男子たちが振り回されるのも見もの!
3人は、同じ警察署に勤める、別々の課の人間です。ところで、この警察署は小鳥遊(たかなし)署といいます。この小鳥遊(たかなし)って読めました?私は全然読めませんでした。何回な苗字に選ばれているようです。生まれてこのかた、小鳥遊(たかなし)さんにはお会いしたことがありません。この小鳥遊(たかなし)署が、今回の舞台です。
小鳥遊(たかなし)さんは、日本全国にたったの30人くらいしかいないそうですよ。「名字由来net」さんの情報です。
残業したくない女子3人組
面白い3人娘が現れました。まずは3人を紹介しましょう。
松岡茉優はどんな役?
演技派で定評のある松岡茉優さんは、このドラマの主人公でもあります。
松岡茉優さん、フジテレビのゴールデンプライムタイム連続ドラマで初主演!
フジテレビの新連続ドラマで、松岡茉優さんが一風変わった鑑識官の役を演じます。松岡さんは、若い頃からその演技力を磨き、多彩な役柄を自在に演じ分ける実力派俳優です。彼女は、映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年)や、連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK/2013年)で注目を浴びました。その後、土ドラ『She』(フジテレビ系/2015年)で連続ドラマ初主演を果たし、映画『勝手にふるえてろ』(2017年)では初主演作として強烈なキャラクターを演じ、第42回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞しました。
さらに、松岡さんは第71回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『万引き家族』(2018年)や、最近では『フェンス』(WOWOW/2023年)など、話題作に数多く出演しています。これらの実績から、日本の映像界を牽引する若手俳優の一人として知られています。今回のフジテレビの連続ドラマは、土ドラ『She』以来約9年ぶりの出演であり、ゴールデンプライムタイムの連ドラでの初主演となります。
新作ドラマでの松岡さんの役柄:西条
松岡さんが演じる西条は、小鳥遊署の鑑識課に所属する女性鑑識官です。彼女は証拠品の分析や管理を担当し、その鋭い観察眼で一度見た指紋や足跡、靴の特徴を全て記憶することができます。非常に優秀な頭脳を持つ西条ですが、無駄な努力を嫌い、必要な仕事を終えたら定時で帰宅するなど、泥臭い刑事の世界や古い警察組織の体質に距離を置いています。このため「正義感ゼロの鑑識官」と呼ばれることもあります。
人との距離感を大切にし、無駄に仲良くなるのが苦手な西条ですが、隣に引っ越してきた謎のイケメンが彼女に興味を示し始めることで、彼女の生活に変化が訪れるかもしれません。この一風変わった鑑識官を、松岡さんがどのように演じるのか、大いに注目が集まります。
田中みな実はどんな役?
7月から始まるブラックペアン2にも出演の田中みな実さん。多忙なスケジュールをどうやってこなしているのでしょうか。
今最も注目される俳優・田中みな実さんが心理分析のプロ役で新たな挑戦!
田中みな実さんが、新ドラマで心理分析のエキスパート、吉良を演じます。田中さんは、オトナの土ドラ『絶対正義』(東海テレビ/2019年)で本格的に女優デビューし、『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日・AbemaTV/2020年)や『最愛』(TBS系/2021年)などの話題作で強烈な印象を残してきました。最近では、木曜劇場『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系/2023年)で、キャリアとプライベートに悩むバリキャリ女性を巧みに演じ、多くの共感を呼びました。その後も『ばらかもん』(フジテレビ系/2023年)や、現在放送中の『Destiny』(テレビ朝日系)など、次々と連続ドラマに出演し、今最も目が離せない俳優として注目されています。
新ドラマでの田中さんの役柄:吉良
田中さんが演じる吉良は、小鳥遊署の医務室で働く産業医です。「人の心を見透かす医務室の魔女」という異名を持ち、人間の心理を瞬時に読み取る能力を持っています。彼女は行動や表情を一目見ただけで、その人の心の中を見抜いてしまうのです。初対面の人や通りすがりの人に対しても遠慮なく親しげに話しかける彼女の姿勢は、人との距離感が独特で、仲の良い同僚である西条や基山にもズバズバと切り込むことがあります。
また、吉良はイケメンが大好きで、「目の保養になる」といつもアンテナを張っていますが、一方で本気の恋愛には踏み込まない事情があるようです。ドラマで演じる役が常に話題になる田中さんが、今回の心理分析のプロ役でどのような新境地を切り開くのか、大いに注目が集まります。
滝沢カレンさんはどんな役?
すっごく面白いことを言うけれど、本当はめちゃ頭のよい人、それが滝沢カレンさん。実は料理も上手なんですよね。ドラマではどんな役なんでしょうか?
滝沢カレンさん、“地図だけが友達”の地理ギーク役に挑戦!
地理に詳しい交通課の職員、基山を演じるのは滝沢カレンさんです。滝沢さんは、明るいキャラクターでモデルやタレントとして人気を集め、現在放送中の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)では独特なワードセンスでお茶の間を楽しませています。バラエティー番組での活躍に加え、女優としてのキャリアも着実に積み重ねています。映画『ROOKIES-卒業-』(2009年)で女優デビューを果たし、『G線上のあなたと私』(TBS系/2019年)で連続ドラマ初のレギュラー出演、最近では『未来への10カウント』(テレビ朝日系/2022年)で話題となった満島ひかりさん演じるシングルマザーの妹役を演じるなど、注目を集めています。
新ドラマでの滝沢さんの役柄:基山
滝沢さんが演じる基山は、小鳥遊署の交通課で働く女性です。彼女は「地図だけが友達」と言われるほど地理に詳しく、小鳥遊町の道や交通量を全て把握しており、日本全国の地理にも精通しています。常に最短ルートを知っているため、逃走する容疑者を先回りして捕まえることも可能です。基山は論理的で、曲がったことが許せない真面目な性格を持ち、家族思いでもあります。22歳の妹と高校生の弟がいて、特に弟の進学に対して過度に心配し、煙たがられることもしばしば。
バラエティー番組で見せる明るいキャラクターとは一味違う、地理好きのギークという独特な役を滝沢さんがどのように演じるのか、視聴者の期待が高まります。