与沢翼がタイで覚せい剤を使用していたと、自ら告白して話題を呼んでいます。
しかし、ネットの一部では、「ウソなのではないか?」と疑う声もあります。
この記事では、なぜ与沢翼の証言が嘘だと思われるのかを、元与沢塾1期生の筆者が解説します。
与沢翼の「覚せい剤」は嘘?

4月17日に、実業家・投資家の与沢翼氏が、Ⅹで「タイに移り住んでから覚せい剤にどっぷり浸かっていました。そのために嫁が子供を連れて日本へ帰ってしまい、自分は一人になってしまいました。今は止めています」という趣旨の投稿をし、人々を驚かせました。
最初は「覚せい剤?」「大丈夫か?」「逮捕されない?」「帰国したほうがいいんじゃないのか」などと心配する声が多かったようです。
しかし、時間が経ち、冷静に考えてみると「本当に覚せい剤やってたの?」「もしかして、炎上商法?」などと、与沢翼氏の証言を疑う声が多くなってきました。
どういうことなのでしょうか。理由を探ってみます。
ウソの理由① 情報商材屋だから

与沢翼はアフィリエイト業で稼いでいたとき、情報商材を売り、与沢塾というアフィリエイト塾を主催していました。
情報商材のすべてが悪いわけではありません。情報商材が日本に出始めた当初の2005年あたりは、きちんと作業すれば地味に稼げるという、良心的なものが多かったですね。サポートもしっかりついていました。
しかし、与沢さんがアフィリエイトに参入してきた2013年頃は、悪質な情報商材屋が闊歩しており、めちゃくちゃな内容でも「月100万円誰でも簡単に稼げる」という意味不明な商材が大量に出回っていました。
与沢さんはアフィリエイト業界のことをほとんど知らずに、人の文章をコピペして、購入したリスト(メールアドレス)へ大量に送り込み、「数打ちゃ当たる」方式でガンガン稼いでいきました。
自分が稼いだ実績をもとに大々的にキャンペーンを打ち、与沢塾を立ち上げ、248,000円という高額塾を主催して、何百人もの生徒を獲得し、億単位で稼ぎました。
筆者は、与沢塾1期に興味半分で入ってしまったので(非常に後悔)、今こうして生身の情報として書いています。
それを考えると、どんな経験も無駄にはならないということですね。
当時の情報商材は、適当に文章を書いていろいろなノウハウをちりばめて、さも「簡単に稼げる」ことをセールスレター(長い文章で、人を惹きつけて最後に購入ボタンを押させるもの)でうたい、購入してもらったらそれっきり、というタイプの悪質なものが多かったですね。
与沢氏も、アフィリエイトに詳しい人間ではなかったので、ネタが尽きて最後には「皆さん、アムウェイに入りましょう」と会員たちをアムウェイの会員へ勧誘したというウソのような本当の話があります。
「与沢翼が一日でアムウェイの会員を800人勧誘した」という伝説がありますが、伝説でもなんでもない、自分の塾の会員たちをアムウェイへ誘って、一緒にネットワークビジネスをやりましょうという、もはやアフィリエイトとは全く関係のない事業へと邁進していったのでした。
最後は資金がショートしてアフィリエイトの会社(フリーエージェントスタイル)は解散しました。
このように、情報商材屋は、息をするように嘘をつくものです。
ウソの理由② 最近活動していなかったから

アフィリエイト業をたたんだ与沢さんは「自分は会社経営に向いていない」ことを自覚し、シンガポールで投資を始めました。
なお、日本でネットで稼いだ人間は、シンガポールに渡って投資生活をするというパターンも、当時の通例でした。節税の意味も兼ねていましたね。
シンガポールに行けば投資で稼いで豪華な生活をしている日本人が大勢いるので、仲間も作りやすく、情報交換もできるので、一石二鳥だったのでしょう。
しかし、大半は投資に失敗するか、飽きてしまって日本へ戻ってくることになります。
与沢さんもご多分に漏れず、シンガポールで投資の猛勉強をし、投資生活で稼ぐに至ります。結婚もし、こどもも生まれ、順風満帆の生活を送っているはずだったのですが、そこで収まらないのが与沢さんです(良い意味でも悪い意味でも)。
「本物の大金持ちはドバイに集まっている」との情報を受け、与沢さんもドバイへ家族で移り住みます。
ドバイでは投資で儲けたお金を不動産につぎ込み、不動産投資で15もの物件を購入します。
ドバイに3年ほど住んでいましたが、不動産を全て手放して、なぜかタイへ拠点を移住しました。
海外での生活は、当初はマメに近況報告をしていた与沢さんですが、最近は音沙汰なく、心配していた人も多いようです。
ところが、消えたと思っていた与沢さんがいきなり戻ってきたと思ったら「覚せい剤やってました」ですからね。これは何か裏があるのでは?と、昔の与沢さんを知っている人間が疑ってしまうのも、当然かもしれません。
ウソの理由③ 青汁劇場に似ている

与沢さんのやっていることは、「青汁劇場」に似ているのではないか?とささやかれています。
2019年、三崎氏は約1億8000万円の脱税容疑で逮捕されました。(執行猶予はつきました)
その後、彼はSNSを通じて、自身の転落と再起の物語を発信し始めました。(他に方法がなかった)
焼き鳥屋でのアルバイト、ホストへの転身、彼女との破局、女装など、アホなことをやってネットの注目を集めました。
三崎氏は、意図的に転落していくストーリーを作り、フォロワーを増やす戦略を取っていたと後から述べています。
実際には資金的に困っていなかったのですが、あえて苦境を演出することで注目を集め、SNSでの影響力を高めました。
つまりは、実は覚せい剤をやっていたというのはガセで、「覚せい剤から立ち直った自分」「誰でもどん底から這い上がれる」というストーリーを作って、また何らかのサロンなどを作るつもりなのかもしれません。
情弱を集めて会員制の塾(サロン)を経営するほど美味しい仕事はありません。そのうまみをもう一度味わいたい、と思ったのかもしれません。
与沢翼の「覚せい剤」は嘘?その理由まとめ
与沢さんは「覚せい剤にどっぷり浸かっていました」と証言しましたが、嘘ではないかと疑う声が日に日に増えています。
与沢翼氏の「覚せい剤使用」を疑う理由
- 情報商材屋はそのくらいのウソは平気でつくから
- 最近一人で投資ばかりしており、ネットから消えていたから、何かをやりたくなった
- 青汁王子のように、ストーリーを仕立てて次の展開へと情弱を導く作戦
以上、与沢翼氏の覚せい剤疑惑はガセではないかと疑う理由をまとめました。
筆者としては、「うーん、どうなんだろう」という気持ちが半々ですね。
与沢翼氏は頭のよい人間ですから、たとえXでの投稿でも、タイで逮捕される危険性は認識していると思います。
それでもあえて、そのようなリスクを冒してでも覚せい剤をやっていたなどと、投稿するでしょうか?
与沢翼氏は、凡人ではありえないような思考の持ち主ですし、口は達者ですから、一周まわって何か考えているのかもしれません。
当分、与沢氏の動きから目が離せませんね。