日本テレビ系「24時間テレビ47」の直前生放送特番が31日、同局系で放送され、タレント・やす子が行う「全国の児童養護施設に募金マラソン」が、競技場内での周回コースで行われることが発表された。
日テレ「24時間テレビ」やす子のマラソンはどうなる?
予定されていた全国の児童養護施設向け募金マラソンについては、「市民ランナーの参加予定だったマラソンイベントは中止とする。やす子さんのマラソンは、安全を考慮しつつ実施方法を検討中である」と発表された。
同局は8月29日に「台風10号に関する情報」として、詳細情報を8月30日午後3時に公式サイトで発表するとしていたため、台風の影響で恒例のマラソン実施が注目されていた。
やす子さんは7月の会見で、高校生の頃に児童養護施設で暮らしていたことを明かし、「施設に恩返ししたい」と語った。その思いを受け、「マラソン児童養護施設募金」が設立され、寄付金は全国約600の施設に使用される予定である。
ネットの反応はどのような意見が多いか
「27時間テレビ中止・オールスター感謝祭中止・24時間テレビ強行開催、この違いはどこから来るのだろうか。」
「す子さんのマラソンに関して同時に中止判断ができないところに、日本テレビの迷い、あるいは24時間テレビを盛り上げるため、やす子さんの人気にすがりたいとの思いが滲んでいるように感じてしまいます。」
「テレビ局側は安全に配慮しながら実施します(実施しています)って言い訳をいつもするけど、不要不急の外出を控えてくださいとアナウンスしながら、自分達だけは都合のいいように通常活動している。」
「無理に屋外を走らなくても屋根のあるドームなどで観客なしでリレー形式で走るとかに変更したらどうですか? 他の芸能人で近くにいて来られる方来てくださいってテレビから呼びかけて、ノーギャラでやすこさんとバトンリレーしたらいいんですよ。」
「今すぐにでも中止にすべき。選手の生活が懸かっているJリーグをはじめプロ野球ですら観客の安全を第一に考えて中止にしているのに、不要不急のイベントは中止にするべきだ。」
「やす子さんのマラソンを検討中とはギャラを払っているからやらせるのかね?」
「そんなことより、市民ランナーが、2000円のチャリティーTシャツを買って着ることが条件になっていましたが返金してあげてくださいね」
「今日246号線が一部冠水していた為大渋滞していました。明日、明後日も大雨の予報が出ていますがロケ車、バイク等を並走させるつもりなのでしょうか」
圧倒的に多い「マラソン中止」の要望
もともと、日本テレビはチャリティマラソンで集まった募金のお金を使い込んだことで、世間から批判されていました。善意のお金を使うとはなにごとだ、という世間の批判はもっともなことです。
しかし、どうしても日テレは24時間テレビを続けたいですし、24時間テレビを放映するならマラソンを走ってもらわないことには、おさまりがつきません。何しろ、終了時間に向けて「サライ」を歌いながらランナーを待つという恒例行事を行わないと、番組として成り立たないからです。
どうしても、お涙頂戴の番組から抜けきれない日テレ。今年は、マラソンをやめても地獄、続行しても地獄という状況になっています。
土曜日、日曜日は関東は雨。台風は熱帯低気圧に変わっても、雨は降り注ぎます。
今回、日テレはやす子のマラソンは中止とせず、競技場を周回し、一緒に芸人さんも伴走することに決定しました。一般的に、マラソンは外の景色を見ながら走るので、マラソンランナーも飽きることなく走れます。しかし、競技場をあだグルグル走るだけだと、疲労感が半端ないと聞きます。
はたして、やす子は走り切れるのでしょうか。さらに、伴走する芸人さんたちも「おじさん」が多いようです。普段は知り慣れていない人は、1キロも走ることはできないはず。(早歩きぐらいでしょうね)
それはそれで、初めての試みなので、どうなるか全く未知の領域となります。